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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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静かなる女神VS加速剣士

『それでは、第二回戦第二試合、スタンバイお願いします!!』
キリヤの(割愛)。
「さぁ、行きますよサナさん!!」
「うんっ!!」
サナは右手にレイガストを、左手にアステロイドを展開し、ヒスイは片手剣を抜く。
『ドラ~イブ!タ~イプワイルド!!』
「さぁ、一走り付き合え!!」
「着装、銀の鴉!!」
ドライブはタイプワイルドへと変身し、ハンドル剣とドア銃を持ち、シャドウは銀の翼に、四枚の羽を装備して剣を抜く。

そして、デュエル!の文字が煌めくと共に、ドライブとヒスイは動いた。

『ターン!ドリフト回転!!』
「<ドリフトスラッシュ>!!」
「<木の槍>!!」
ヒスイの出した木の槍を、ドライブは地面を滑りながら回転して切り裂きながらヒスイに迫る。
「アステロイド!!」
そこに、サナからアステロイドの銃撃が放たれ、ドライブはドア銃のドアシールドを展開して防ぐ。
「ーーーーー<トリスアギオン>!!」
そして、ドライブの上空から銀色の光が、ヒスイを狙う。
「あぐっ!!」
ヒスイは木の盾を発動するも、易々と貫通され、胸を穿たれる。
「ヒスイちゃん!!」
「行かせるか!!」
サナに寄ろうとしたサナを、ドライブは邪魔をするように出てくる。
「邪魔をしないでっ!!」
「これは戦いだ、邪魔も何もあるかよっ!!」
ドライブはそのままハンドル剣を叩き付けようとするが、
「【強】印+【盾】印・二重!!」
サナは瞬時に印を出すと、ハンドル剣を防ぐ。
『ヒッサーツ!!タイプスピード!フルスロットル!!』
しかし、ドライブはドア銃にシフトカーをセットすると、必殺技を放ち、サナを吹き飛ばす。
「きゃあっ!!」
「サナさん!!くっ……<森の迷宮>!!」
ヒスイが叫ぶと、すぐに木々が生えてフィールドが変化する。
そして、サナはヒスイを連れて、木々の隙間に隠れる。
「ヒスイちゃん!!」
「大丈夫です……。とは言っても、HP的にはヤバいですけどね……」
ヒスイのHPはレッド寸前。対してサナはまだイエロー。今だグリーンの二人に勝つには、相当博打をしなければ無理だ。
「……サナさん、少し無茶しますよ!」
「うん!!」
サナが頷くと、ヒスイは立つ。そして、
「見付けた!!」
シャドウが上空から現れた。
「<(フォレスト)(ナックル)>!!」
すぐにヒスイが高らかに叫ぶと、木々が一つとなり、巨大な拳を作った。
「うおっ、ちょっ!!」
それをシャドウに放つと、シャドウは空中で右往左往する。
「まずはドライブーーーーー貴方からです!!」
ヒスイがそう言って短剣を投げると、弾かれて、その場にドライブが現れる。
「作戦失敗か……」
ドライブはハンドル剣を構え直すと、特攻してくる。
「いい加減見飽きてるんですよ、そう言う類いの作戦は!!<(フォレスト)大剣(ブレード)>ッ!!」
高らかに叫ぶと、木々が巨大な大剣となり、振り下ろされる。
「やった!!」
「……アレでくたばるなら、仮面ライダーの称号なんざ持っていやしないですよ………。来ますよ!!」
途端、焔が立ち上ぼり、ドライブが現れる。
『タイヤコウカ~ン!!マァックス!フレア!!』
ドライブタイプワイルドフレアは、木の大剣を燃やし尽くすと、特攻してくる。
「何で男って言うのは特攻しかしないんですかねぇっ!!」
ヒスイがハンドル剣・ドア銃を叩き落とすと、木々を使って攻撃範囲から出る。
「今です!!」
「星の杖!!」
ヒスイの声と同時に、幾つもの斬撃がドライブに放たれ、
「メリークリスマス!!」
その命を散らした。
「後は」
「シャドウ君のみっ!!」
同時に振り向くと、丁度巨大な拳を砕いたシャドウが居た。
「ちょっと酷いだろ!?巨大な拳に攻撃されたの初めてだぞ!?」
「それが戦いと言うものです!!」
「雷の羽!!」
すると、ヒスイは木々を器用に飛び乗って移動し、サナは背中にジェットエンジンの様な物を付けて空に飛ぶ。
「<ヴォーパル・ストライク>ッ!!」
「やぁああああっ!!」
ジェットエンジンめいた轟音の剣と、両手から放たれた砲撃に、シャドウは四枚の羽で防ごうとするが、撃ち破られて吹き飛ぶ。
「んにゃろっ!!<エクテニア>!!」
シャドウがそう叫ぶと、四枚の羽がヒスイとサナに放たれる。
「任せて。<(フォレスト)(ロード)>!!」
高らかに叫ぶと、木々の葉等が色々組み合わさり、道ができる。
「はぁあああっ!!」
ヒスイはそれに乗ると、片手剣を道スレスレに構えると、ソードスキルを放った。
「<エメラルド・ストーム>ッ!!」
片手剣十連撃剣技<エメラルド・ストーム>。
嵐の如き剣戟が、エクテニア達を弾いて木々に刺す。
そして、背にある片手剣<アヴァランチサダルスード>を抜き放つと、シャドウが光線剣を出して突進してくる。
「<光線突撃(レーザーストライク)>ッ!!」
「<スピニングカット>!!」
ヴォーパル・ストライクのモーションに似た技を放とうとするシャドウの剣に、横回転でそれを狙うように剣を振るうと、火花が散り、攻撃が逸れる。こそに。
「アイビス!!」
サナが森の道に降りて、アイビスで援護射撃をして、剣を弾き飛ばした。
「<(ウィンド)円舞曲(ロンド)>ッ!!」
そして、隙のできたシャドウに、緑森剣二十五連撃ソードスキル<ウィンド・ロンドを発動。
風に乗るように舞い、剣を振るい、シャドウを攻撃し、
「メリークリスマス」
それはやがてポリゴンとなった。 
 

 
後書き
キリヤ「第二試合、勝者Dチーム!!」
ヒース「少なくとも、マトモだったね」
キリヤ「前回が異常だったんですよ!!」
ヒース「……うむ、そうだったね。それでは次回もお楽しみに」 
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