暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
4練習曲ーscherzando(おどけて)
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れてると思うから。」

それを聞くとキリトははっきりと頷いてアスナの体を支えた。うん、やっぱいい子だな。

「ご覧下さい!アスナ様!護衛にふさわしい事を証明しましょう!」

こっちは意味わからないこと喚いてるし。雑音だよ?悪い子だな。

「おお!血盟騎士団の団員と『音の死神』スノードロップとのデュエルだ!」
「いったいどっちが勝つんだ?」

カウントダウンが始まり取り巻きが集まり始めた。ちらちらと取り巻きを見るクラディールに対して僕は。

「みんな!今回血盟騎士団相手だけど頑張るよ!応援よろしく!」
「おお!スノードロップ頑張れ!」
「今日はどんな曲を奏でるんだ??」
「お前なら余裕だぜ!」

完璧クラディールがアウェーです!
クラディールちょっと顔色が悪くなってきましたが大丈夫ですか(笑)

「んじゃ始めましょうか!」

カウントダウンが0になった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最初に動いたのはクラディールだった。単発の突進でソードスキルで突進してきた。僕はそれをギリギリまで引き付ける。かわせないと思ったのだろう。クラディールに余裕の笑みが浮かぶ。しかし。

「〜〜〜♪」

口笛を吹きながらジャンプしてかわす。そして、

「ぐっ??」

クラディールの顔面を踏みつけてさらにジャンプ。距離をとる。残念、それじゃ当たらないよ?

「き、貴様ぁ…」
「〜〜〜♪」

クラディールは大剣を連続で切りつけてくる。それを素早いステップでかわす。その間も口笛は忘れない。

「〜〜〜♪」

それを見ていたキリトは首を傾げた。
「あれ?あいつ今日は歌じゃなくて口笛か。」
「どういうこと?」
アスナはデュエルの様子を見ながらキリトに聞いた。
「あいついつも歌を歌いながら戦うけど、口笛は始めてなんだ。それが気になって…」
「あ、でもこの曲知ってるわ。確かクラシックよ。」
アスナは知っていた。この曲の名前を、それは曲はテンポのいい曲だが名前は恐ろしいことを、

「クラシック?」

その時しびれを切らしたクラディールは大振りでスノーを狙った。

「確か曲名は…『死の舞踏』」

その瞬間スノーの動きがかわしていた時の倍の速度で動いた。手には敵を黙らせる大鎌。それは大振りになっていたクラディールより早く横斬撃が決まった。大鎌ソードスキル『マジシャンイリュージョン』
大鎌の中では攻撃速度最高のスキルだった。
決まったと同時にスノーにウィナーの文字が出た。

「ま、こんなものかな♪以上!スノードロップより『死の舞踏』でした!」

どっと取り巻きが湧いた。

「流石!今日はクラシックか!最高だったぜ!」
「次も楽しませて
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