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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第104話 超一流の研ぎ師への道、美食連合の褒めまくり作戦!
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side:小猫


 無事にメルクさんと出会うことが出来た私達はメルクの星屑を貰いヘビーホールを登っています。早く帰ってルキさんに報告しないといけません。


「なあイッセー、何で態々登って帰るんだ?フロルの風とやらでワープした方が楽じゃねえか」
「重力の変化を体に慣らす修行なのでそれやったら意味ないでしょう」
「ちぇ、俺は早く帰ってもらったメルクの星屑で人工神器を作れないか試したいのによ……」
「アンタ、自分が引率で付いてきてるって忘れてませんか?」


 アザゼル先生は早く帰りたいようで駄々をこねています、そんな先生にイッセー先輩が呆れた表情を浮かべました。


「でもまさかルキさんとメルクさんがすれ違っていたのが声が聞こえないなんて理由だったのには驚いたね」
「まったくよ、どうしたらそんな勘違いをするのかしら……って言いたいけどあの声の小ささならそうなってもおかしくないのよね……」
「まあまあリアス、そういった面も彼の魅力なのですよ」


 祐斗先輩がメルクさんとルキさんのすれ違いがまさか声が小さかったことと改めて話すとリアス部長が溜息を吐きました。すると朱乃先輩がフォローをいれます。


 確かのあの風貌で声が小さいおしゃべりというのはギャップかもしれませんが、やはりリアス部長のように溜息を吐きたくもなってしまいますね。


「でもこれでルキさんも安心して仕事が出来ますね」
「ああ、しかも彼女は二代目として認められていたそうじゃないか。良いお土産話があったし喜ぶだろう」
「うんうん!これであとは小猫ちゃんの包丁を作ってもらってメルクの星屑を調味料にすれば一件落着ね!」


 アーシアさんとゼノヴィアさん、イリナさんはルキさんが喜ぶと話していました。確かにルキさんは喜ぶと思います。


 私はルキさんの喜ぶ顔を想像しながらヘビーホールを登っていきます。そして途中で休憩をしていたのですが……


「なぁ皆、二代目の事をルキに話してもいいのかな……」


 ふとイッセー先輩がそんな事を言いました。


「イッセー、どういう事?」
「いやメルクさんが生きていたことは当然話すが二代目を託していたと今のルキに話してもいいのかなって……」
「話すべきよ。だって彼女の腕はメルクさんが認めていたんだから」
「でもルキ本人は認めていない。アイツの中では自分を半人前としか思っていないんだ」


 リアス部長は二代目の件についてルキさんに話すべきだと言いますが、イッセー先輩はルキさんは自分を半人前だと思っていると言いました。


「ルキには自信がない、あれだけの腕を持っておきながらそれに相応しい自信がアイツには無いんだ」
「確かにルキさんは自信がなさそうにみえたけど……
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