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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第104話 超一流の研ぎ師への道、美食連合の褒めまくり作戦!
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別に問題はないんじゃないの?」
「いや問題だ。なにせ自信が無ければ良い作品が出来ない」


 イッセー先輩は自信が無ければいい作品は出来ないと言います。


「これは美食屋、料理人、職人に共通してることだと思うんだけど一流の人間ってそれに相応しい自信を持ってるものなんだ。勿論それが増長すれば傲慢にしかならないけど自信が無いってのも問題だと思う。もしリアスさんが自分に自信がある職人と全く自信が無さそうな職人に物作りを頼もうと思ったらどっちに頼みますか?」
「それは自信のある方に頼むわね……ああ、なるほど。このままだとルキさんに依頼をする人間が減ってしまうと言いたいのね」
「ええ、そうです」


 リアス部長の話に私はなるほどと思いました。確かにどんなに腕が良くても自身はなさそうな人には頼もうとは思わないですよね。


「だが彼女は6年間メルク殿の代わりに仕事をしてきたんだ。大した問題も起こしていないそうだし大丈夫なんじゃないか?」
「でもこれから先ずっと何も起こらないとは言えないだろう?」
「まあそれは確かにな……」


 ゼノヴィアさんは今まで大丈夫だっただろうと言いますが、イッセー先輩はずっと大丈夫なんて保証はないと言いました。


「それに今まではルキもメルクさんの名を守るために必死だったはずだ、その必死さが仕事のクオリティも上げていたから良い包丁が作れていたんだと俺は思うんだ。だがメルクさんが生きていたと知ればルキは当然安堵するだろう?」
「そっか、それで気が緩んで失敗しちゃう可能性もあるもんね」


 イッセー先輩はメルクさんが生きていたと知ればルキさんが安心してしまい今までのような仕事は出来なくなるかもしれないと言いました。それに対してイリナさんも失敗してしまうかもしれないと言います。


「その失敗が問題だ。ルキは今まで失敗したことが無かった、でも万が一に気が緩んで失敗でもしたら彼女は折れてしまうかもしれない」
「えっ、たった一回でかい?」
「ああ、天才というのは失敗をしたことが無いから天才なんだ、逆に言えば失敗に慣れていないって事だ。ルキは真面目な性格だからな、それを引きずって最悪職人を引退してしまうかもしれない」
「それは……」


 祐斗先輩は一回の失敗で折れてしまうのかと言いました。


 私はその光景を思い浮かべて顔を青くしてしまいました。確かにルキさんは真面目で自分を追い詰めてしまう性格だと思います、一回の失敗も許せないと思ってしまうかもしれません。


「なによりあんな凄い腕を持っておきながら上を目指そうとしないなんてもったいないじゃないか。ルキならもっと上を目指せると俺は思うんだ、それこそメルクさん以上の……だがルキがそれを望まなければこれ以上先に
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