暁 〜小説投稿サイト〜
ラブドライブ!〜女神の守り人〜
転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,3 Both Mach
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《シグナルバイク!》
《ライダー!マッハ!》

「レッツ!変身!!」





 季節は12月の冬。俺は今、ドリル・ロイミュードと戦っている。因みに今回で6戦目だ。


「ヒャハァァァァッ!!」


 ドリル・ロイミュードのドリルが俺の左肩アーマを削る。俺はその衝撃で地面に転がった。
 強ぇ……でも、敗ける訳にはいかねぇ……!
 タカユキの正体を知っているコイツらを倒さなきゃ、アイツの命が危ねぇ……。アイツは俺の大事なダチの1人だ。絶対力になって見せる……!


「今日こそ潰す……!必ず!

《シグナルバイク!》
《シグナルコウカーン!カクサーン!》

「殺ってみろよ雑魚がァァァッ!!」
「上等だコラァァァァァッ!!」



 俺は焦っていた。タカユキの事、そして花陽の事で……。早く蹴りをつけないとヤバい……。そんな思いが俺の不安を掻き立て、更に焦らせる。











 そんな状態で勝てる程、ドリル・ロイミュードは甘く無かった……。








 ___________________________









「かーよーちんっ!」


 昼休み、花陽がUTX学院の受験の為に勉強をしていると凛ちゃんがやってきました。


「受験勉強は進んでいるかにゃ?」
「うんっ!何とかなりそうだよ。凛ちゃんは音ノ木、大丈夫そう?」


 花陽が凛ちゃんにそう聞くと、凛ちゃんはこの世の終わりが来たような顔をしました。凛ちゃん……危ないのか……?


「そ、そういえばタケシ君はどうしたの?」


 私は話題を変える為にタケシ君のことを尋ねてみました。


「んー、知らないにゃ。授業が終わって直ぐに教室出て行っちゃったし」
「なんか、UTXの文化祭が終わった後くらいから、タケシ君元気無いね……」
「凛もそう思う。だからこの前「どうしたの」って聞いてみたんだけど、「何でもない」って言われたにゃ」
「私達にも、相談できないような事なのかな?」


 だとしたら……何かちょっと、寂しいなぁ……。



「大丈夫にゃ。あのタケシ君のことだから、本当に大変になったら凛達に泣き付いてくるにゃ!」


 そう言って凛ちゃんが胸を張りました


「そうだね……。その時は助けて上げなくちゃね!」
「そうだにゃ!だからぁ……」
「だから?」


 凛ちゃんは涙目になって私に抱き付いてきました。


「かよち〜んっ!凛のことも助けてにゃ〜っ!?」
「え、ええぇっ!?」


 凛ちゃん……そんなに受験危ないんだ……あはは……。


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