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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
戦姫絶唱シンフォギア
第0楽章〜前日譚〜
風鳴姉弟のサプライズ(天羽奏誕生祭2019)
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「もしもし、姉さん?こっちは準備終わったところだけど」

 翔はスマホを片手に、テーブルの上に最後のひと皿を並べた。

 会場の飾り付けは既に完了。料理もクロッシュを被せ、いつでも主役が来ていいように準備出来ている。

 7月28日、今日は特別な日だ。翔は姉の翼と2人で、サプライズパーティーを企画していた。
 翔が部屋を飾り付け、腕によりを掛けて料理を用意する。一方、翼の役割はプレゼントの購入。そして、主役を迎えに行くことだった。
 
 しかし、やはりというかテンプレというか、翼はプレゼント選びで悩み続けていた。

「うーん……あれがいいかしら? いや、こっちもいいわね……」
『常在戦場を口癖にしてるトップアーティストが、そんな優柔不断でどうするの?』
「そっ、それとこれとは話が別よッ!」

 現在、翼は都内のアクセサリーショップにいた。
 プレゼントには何がいいか。考えた結果、お揃いのアクセサリーを贈る事に決めた翼だったのだが、どれを贈ればいいのかで迷うこと2時間近く。一向に決まらないのだった。

 ペンダント?いや、常に首から下げてるな……。

 ブレスレット?確かに良さそうだが、調べてみたところ贈り物としては意味が重い……。

「どうしたものかしら……ん?」

 迷い続けた末、店の片隅まで来ていた翼の目にあるものが飛び込んで来る。

 それは、左右ワンセットのイヤリングだった。

 銀色の羽の形をした枠を持つイヤリングには、それぞれオレンジと青の石が嵌め込まれている。一目見た瞬間に、翼は「これだ!」と確信した。

 レジへと向かい、イヤリングを包装してもらった翼はそのまま店の外へと出る。
 晩夏の日差しが青空から降り注ぎ、街をギラギラと照らす。夏空を見上げながら、翼は翔に連絡した。

「翔、決まったわよ!」
『おお、それじゃあ後は……』
「ええ。奏を迎えに行くだけねッ!」
 
 
 
「おいおい、いきなり呼び出したかと思ったら目隠しだなんて、一体どういう事なんだ?」
「いいからいいから。あ、段差あるから足元気を付けてね?」

 姉さんが奏さんを連れて、玄関からやって来る。
 パーティークラッカーを手に待機していると、間もなく二人がやって来た。

 アイマスクで目隠しされた奏さんをエスコートして来た姉さんに、そっとクラッカーを渡す。
 姉さんとアイコンタクトを取ると、足音を忍ばせて距離を置き、クラッカーを構えて……

「奏、もう外していいよ」
「わかった。それで、これは何の……」

 奏さんがアイマスクを外した瞬間、パーティークラッカーの栓を引き抜く。
 軽い破裂音と共に紙テープが宙を舞った。

「奏、お誕生日おめでとう!」
「奏さん、ハッピー
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