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おっちょこちょいのかよちゃん
18 次なる敵のお出まし
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た。
「よし、行こう!」
 皆は石松が差した方角へ向かう。すみ子はさらなる胸騒ぎを覚えるのだった。

 女は男と共に町を歩く。
「結局、昨日は会えなかったわね」
「ああ、だが、今日こそは見つけんとな」
 そして二人は一人の男子高校生とすれ違った。その高校生に怪しまれている事も知らずに・・・。
「あら、あそこで飛んでる子がいるわね」
 女は飛行物を発見した。その飛行物には二人の女子と一人の男子が乗っていた。
「あの能力(ちから)はやはり異世界から貰った力だ。オリガ、遂に見つけたぜ」

 北勢田は学校帰りに男女の二人組とすれ違った。そして不吉な予感がした。
(この感じ・・・。三河口が言っていた殺人事件の犯人な気がする・・・!!)
 北勢田は走り出した。

 かよ子は長山兄妹と共に紫陽花の咲く場所を探す。そしていつの日か来た場所と全く同じ場所へと辿り着いた。
「着いたよ!」
「うわあ、おねえちゃん、ありがとう!」
 小春はかよ子にお礼をした。
「どういたしまして。紫陽花、今日も綺麗に咲いてるね!」
「うん!」
 かよ子達は紫陽花の美しさに見とれていく。と、その時、後ろから女性の声がした。
「貴方達」
「え?」
 三人は後ろを振り向いた。そこには外国人の大人のような女性がいた。
「あの、誰ですか・・・?」
「私はオリガ。貴方達、さっき羽根に乗って飛んでいたわね?」
「あ、はい・・・」
 かよ子は返答した。
「貴女は不思議な能力(ちから)を持っている。そうでしょう?」
「う、それがどうかしたんですか?」
「貴女の力はとても恐ろしいものだって聞いたからよ。そして一緒にいる男子は物知りなのかしら?」
 オリガという女は長山の方を見た。
「いや、そんな・・・」
(この人、まさか・・・!!)
 かよ子は気付いた。この女は自分と長山を狙っていると。
「それだけ謙遜していると言う事はその通りみたいね。では、貴方は私と協力して頂戴。そちらの貴女は・・・」
 オリガの台詞にかよ子は息を飲んだ。
「ここで消えてもらうわ」
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