54.ふざけてはいないのだが不真面目な奴がいる。そう言う奴はキーマンになる。
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」
みんなさっきまで怒り心頭だったのに、今ではリュカに尊敬の眼差しを向けている。
特に探索を実行する軍人達からは、これ以上ないくらいの敬意を払われている。
ドリスSIDE END
<地下遺跡の洞窟−前>
ティミーSIDE
僕達は今、大きな湖の側にそびえ立つ大きな山の前に来ている。
ここまで来たのは良いけれど、どうやったら天空城を復活させられるかが分からない。
サンチョ達が話し合っている中、お父さんはマグマの杖を振り回しながら歌っている。
今、このパーティーは2派に別れている。
サンチョやピエール、マーリン、ドリス、ピピン、サーラの頭を悩ましているチームと、お父さんを中心とした歌って踊っているチームと…
僕としては、お父さんのチームに入りたいけど…伝説の勇者としては真面目に考えるチームに入らないとダメだよね…
ちょっと寂しい…
「「やかましい!お前も少しは考えろ!」」
ドリスとピエールが怒り出した。
よかった、真面目チームに入ってて!
「わぁ!」
お父さんは怒られた拍子に、振り回していたマグマの杖を放り投げてしまった様だ。
大きくそびえ立つ山に杖が突き刺さる!
「もー!急に大声出さないでよ!ビックリするじゃないかぁ〜」
お父さんは悪びれた様子もなく、杖を回収しようとしている。
何でへこたれないんだろう?
「私達が真面目に考えているのに、貴様 (ゴゴゴゴゴゴッ)な、何だ!」
「地震か!?」
急に大地が震えだした!
よく見ると山に突き刺さっているマグマの杖が、真っ赤に燃えだしている。
「!!ルーラ!」
いきなりお父さんがルーラで少し離れた所まで、みんなを連れてきた。
「ど、どうしたの?お父 (ドゴーン!!!!!!!)え!?」
先程まで居た山がいきなり噴火をして、地形を変化させている。
先程まで居た場所も溶岩に飲まれてしまった。
もし、あの場に留まっていたら…お父さんはやっぱり凄いなぁ…
僕…伝説の勇者なのに…全然敵わない…
お父さんの方が勇者に向いている…
強いし…モンスターと話せるし…色んな事を解決しちゃうし…
何で僕…勇者になんか産まれちゃったんだろう…
ティミーSIDE END
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