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東方喪戦苦【狂】

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二話 無駄な出費

 
前書き
狂「さて…本編行くかな…」

う「待て!!狂夜!!後ろに誰かいるぞ!!(忠告)」

?「やれやれだぜ…(呆れ)」

後ろから声が(ry

振り返ってみると…そこにいるはずのない男がいた。

新「よう。俺だ。狂夜だ…狂乱月のな。(紹介)」

狂「な…なんだと!?ご丁寧に「」の前が『狂』じゃなくて『新』になってやがるッ!!(解説)」

新「俺、今日からこの小説の前書きと後書きに出るからよろしく。(報告)」

狂「その前にその見るからにエグい左腕をこっちに向けないでくれない!?(願い)」

新「包帯巻いてるからいいだろ?(説明)」

狂「なんか見てて、腕が痛いんだよ!!(切実)」

新「HAHAHA。もっと味わえ。(願望)」

う「俺が空気…(´・ω・`)」

新&狂「「では、本編始まります!!」」

う「(´・ω・`)」 

 
「腹減ったからさっさといこうぜ!」
骸は腹をおさえて、少し見えてきた村を指差して走り出した



「おっ!おい!待てって!」
幾斗は、追いかけるが、遅れている星花を見てすぐ止まり、

ぶつぶつ言ってる星花の頭をポンポンと優しく叩いて言った。

「星花大丈夫か?」

いいお兄さんだ。身体中から兄貴のオーラが溢れている。

言うならば『溢れ出る兄貴』だな。

すまん。つまらんかった。

急ぐ骸。
兄貴のオーラを出している幾斗。
幼女じゃない幼女じゃないと呪術を唱えるように言っている見たまんま幼女の星花。

俺は最後尾で見ていて結構おもしろかった。


骸に関しては、止まらんな。


…ん?

骸って今さっき転生してきたよな?

「あのさ、あいつ金持ってなくない?」

骸を指指しながら小さな声で幾斗に聞いた。

幾斗が無言で頷いたので、

「お前、金もってんのかぁ?」

と骸に聞こえる声の大きさで言った。

骸はピタリと止まり俺と幾斗の元に戻ってきた。

「完っ全に忘れてた!どうしよう!一文無しだ!」

骸が悩んだ顔でボソッと言った。

「「…ダメだこいつ···」」

俺と幾斗が声を揃えて呟く。

幾斗とは…なんか他人のような気がしないな。

他人だけど。


骸は、俺の肩を叩いてニコッと笑い、言った。
「っつー訳で狂夜兄さんおごってね♪」


俺は、ため息をついて答えた。
「はいはい、分かりましたよっと」


「ヤッター」
骸は、子供のようにはしゃいでいる。


幾斗を見ると苦笑いしていた。


俺は頭を掻きながら、財布の中身を確認した。



…参ったな…とんだ出費だ…



__________________________________________________

「んん~まずは、団子だろ!オバちゃん、団子8本お願いね♪」
目的地に着くと。骸は、お姉さんに団子を八本頼んだ。

お姉さんに勘定を聞いた。
「お勘定いくらですか?」

「八千円です。」
お姉さんは、ニコッと笑って答えた。

「えぇ!?高すぎやしませんかねぇ?」
高すぎってレベルじゃねぇ!!

「当店は、とことん素材にこだわり、最高級の団子を提供させていただいてます。本来一本二千円のところを千円にしてやってるんです。払えや!!糞が!!…お客様。」

「口悪いですよ?泣いちゃいますよ?」

「貴方の泣き顔もそれはそれで見てみたいです。」
お姉さんは、いたずらっぽく笑ったがこちとら全然笑えない。

明日から雑草食って生きてけと?

食えるっちゃあ食えるけど。


「ドSですか?貴女は?虐めんなら俺じゃなくて自機になれなかった半人半霊の庭師とか天界ン所のMとか公式設定でMの雷鼓さんとかにしてください。」

「しょうがないわねぇ…じゃあ八千円のところを九千円!!」
あれ?あがったような…

「ほら!!払って!!now!!」
くっそ…財布に細かいのが入ってねぇ…

「はい!!」
壱万円札出した。


「はい♪お釣。」

渡されたのは、百円。

「あれ?お釣千円じゃ…「あらあら?(ゼロ)一個多いわね?」や…野郎!!」

ぼっ…ぼったくってやがる!!

「ほら細かいこと言わない。ベットに招待するわよ?」

「…」


納得いかないまま渡された百円を財布に入れて椅子に座る。


…一日に九千九百円失うハメになるとは…

「はいどうぞ、団子っス」
骸に、団子を二本渡された。

二千四百七十五円(にせんよんひゃくななじゅうごえん)分の団子か…最後の晩餐か?

「はい♪これ、星花たんのお団子♪」
骸は星花に三本団子を渡した。

自分の分も渡すのか。

ロリコンって幼女の為なら何でもするんだな。


「ん、これ」
無愛想に幾斗に団子一本渡した。


…さっきの三本の内の一本幾斗のじゃないですか!!ヤダー!!


幾斗はブツブツ言いながら団子を食べていた。

「幾兄ぃ、あげう」
星花が幾斗に一本団子を渡した。

「くれるの?」

星花はコクッと頷いた

幾斗は、目から涙が出てきていた。

「新しいシスコン誕生か?」
ヘラヘラしているふりをしながら幾斗に言った。


ヘラヘラしているふりをしている理由は…
…だってその団子一本、千二百三十七点五円(せんにひゃくさんじゅうななてんごえん)だもの。




「狂夜さん······あそこになんかいないっすか?」

骸は草むらを指差して言った。

「間違いなくいるな」
気配を察知して答えた。

確かにほとんど気配を隠しては、いるが、甘い。

甘すぎる。

「団子食ってて下さい、片付けます」

骸が一人で行こうとしたので言った。
「いや、ついていく。おいっ!newシスコン!」
幾斗を呼ぶ。
ついでにさっき思い付いた。


「誰がnewシスコンだ!俺も行くわ!」
星花の手を握り、俺と骸の所に来た。

…チッ…やはりこちらには入らないか…


骸は呟いた。
「やはり·····幼女·····か」

幾斗は少し声を大きくして言った。
「その為に来たの!?」

幾斗の言葉に対し、「違うね!」と答えた。


「お嬢ちゃん、名乗りな!俺は、黒崎 骸!」

目の前にいる青髪で小柄、全身を青いマントで(おお)った少女に名を聞いた。

少女は低い声で言った。
「アゲハ·······あなたと一緒、暇潰しの道具·····」

少女の白くて細い腕には、いつの間にか刀が握られていた。

「気を付けろよ!」
人体改造(じんたいかいぞう)ッ!!』
俺は骸の肩に触り、注意をしてから能力を使った。

「うお!腕と足の付け根らへんから刀が!」
骸の身体を改造して、任意で刃を出せるようにした。


幾斗が俺を見て、不適な笑顔をしてきた。


…うわぁ…


骸が戦闘を始めているが、俺は、団子食ってた。





「うまいうまい。」
流石だ…高いだけあって他の団子とは違う!!


この柔らかい弾力に、濃厚なタレがマッチしている。

甘さも控えめでカロリーに気を使っているのだろう。


だがしかし…なんだ?この後味は…?


なにかが明らかに違う!!



…ん?ああ。戦闘終わってる。



アゲハは、腹部から出血していた。

「かはぁっ!」
アゲハは倒れこんだ。

「死にはしない、加減した」
骸は腕を下ろした。

俺の腕と足の付け根らへんの刀は、消えた


ふむ。団子食ってて見てなかったけど中々強いな。


しかしそのアゲハってやつ…まだ終わらなそうだな。



しかし…あなたと同じ暇潰しの道具…か。


どうやら…転生者は、骸だけじゃないらしい。


…暇潰しの道具…か…


何か…裏があるな…



…いいねぇ…いい展開だ。


最高に俺好みじゃねぇか… 
 

 
後書き
新「な~に団子食ってたら戦闘終わってましただ?無関心すぎるだろ。」

狂「だ…だって団子が旨かったんだもん!!」

新「ハロー効果って知ってるか?ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のことだ。高級な物は旨いと思うだろ?逆に安すぎる物はいまいち旨くないと思う。値段で評価が変わってしまう。」

狂「え…?つ…つまり?」

新「普通の団子です。」

狂「」

新「気を付けようぜ?」

狂「ヤロウ!!ブッコロs(ry」

新「『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!」

う「ハイハーイここをいろんなネタで詰めないでねぇ~」

新「うp主…凄く…邪魔です…」

う「(´・ω・`)」

狂「次にお前は、デジャヴと言うッ!!」

う「デジャヴ…ハッ!?」





…すいません 
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