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バカとテストと死んだ世界戦線

作者:エミル
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地下ギルドの罠を攻略せよ!その2

 
前書き
バカテスのメンバーをいつ出すか迷っています…どうしよう…。それでは第7話どうぞ~ 

 
地下ギルド連絡通路5F

僕たちはある部屋に全員入ると急に扉が閉まり、警報が鳴り響いた

大山「しまったよ!!忘れてたよ!!ここの罠は――」
明雄音「「「忘れるなぁぁぁぁ!!!!!!」」」
椎名「……あさはかなり」
ゆり「みんな!!くるわよ!!しゃがんで!!」

ゆりさんの言葉を聞き、僕たちはしゃがんだ。一体、何があったのだろうと思うと椎名さんが球を投げてその球は煙を出す。煙が晴れるとそこには赤い線の光りがあった。まさかとは思うけどあれって………

明久「ねぇ…日向君。あれに当たるとどうなるの…?」
日向「身体に当たれば、スパーンと真っ二つになるぜ」

おおう…何ていきなりハードな罠なんだ…

藤巻「第三斜線くるぞ!!」
ゆり「藤巻君!次は何だっけ?」
藤巻「次は……X だ!!」
音無「あんなのどうしろってんだ!!」
ゆり「それぞれ、なんとかしてちょうだい!!」

赤い線がくると、みんなはジャンプして避けたり、しゃがんで避けていた。僕はしゃがんで避け、雄二はジャンプして避けた。すると後ろから『ぐおぉぉぉぉぉ!!!!!!』という声が聞こえた。後ろを見ると松下君の身体が上半身と下半身にきれいに分かれていてお茶の間では見せられない状態になっていた。次の線が来る前に扉が開き、みんなその部屋に出た。すると後ろで大山君が『うぇぇぇぇぇ……』と吐いていた。おそらく、松下君の死体を見てしまったのだろう

明久「大丈夫?大山君…」
大山「うん…大丈夫…」

とりあえず、大山君を介抱して背中を擦る。一応、松下君はそのままほっといてもバラバラになった身体は時間が経てば身体はくっついて生き返るそうなので先に進む。本当にこの世界ってすごいと思う


地下ギルド連絡通路8F

今度は広い部屋に来た。壁や床が石で出来ていた。すると突然、上から地響きが聞こえた。なんということでしょう。天井が下がっていた

大山「しまった!!忘れてたよ!!ここは天井が下がってくるんだった!!」
明雄音「「「そんな大事な事を忘れるなぁぁぁ!!」」」

ゴゴゴゴゴゴ…がしっ!!

TK「ぬおぉぉ!!早く…行け…」

なんとTKが下がって来る天井を止めていた。て言うか、普通にしゃべれるんだ、TK。みんなはTKを見たあと、即座に判断した

ゆり「ありがとうTK。後は頑張ってねー」
日向「また後で会おうぜ。じゃあな」

みんなは、そのままTKに少しだけ声をかけた後、 TKだけを残して僕たちは助かった。いくら死後の世界でも見捨てるのがすごい早すぎる……

ゆり「くっ………TKが犠牲になるなんて。みんな!!TKの犠牲は無駄にしないわよ!!」
明雄音「「「犠牲にしたのは、俺(僕)達だったけどな(ね)…」」」

僕たちはTKの亡骸を踏み越えて奥に進んだ



地下ギルド連絡通路9F

だいぶ奥に行くと、僕たちは広い通路にいた。周りを警戒してると、なぜか急に床が抜け落ちた

大山「うわぁ!!しまった!!忘れてたよ!!ここは――」
明雄音「「「だから、忘れるなぁぁぁぁ!!!!」」」

大山君が落ちていくと同時に、本日三回目のツッコミを僕と雄二と音無君がした。そして今、僕たちの状態はそれぞれの足をつかんで落ちないようになっていた。椎名さんが、雄二の身体にロープを巻いて椎名さんが僕たちが落ちないよう必死に引っ張っていた

上から順番に雄二→藤巻君→ゆりさん→日向君→音無君→僕とこのようになっていた

ゆり「…っ!!重すぎて持たないっ…!!」
日向「俺と音無と吉井が落ちるか!?」
椎名「ここで戦力を失うのは得策ではない!!」
ゆり「分かってるわよ!!下から上がってちょうだい!!」
音無「吉井!!いけるか?」
明久「うん、分かった。いくよ」

承諾した僕は、音無君と日向君の身体をつかんで登っていった。さて、次が問題だ…なぜなら日向君の次はゆりさんだからだ………

明久「どこをつかめばいいのか分からない!!!!」
ゆり「どこでもいいわよ!!早くして!!!!」
明久「は、はい…じゃあ遠慮なく…」

僕はゆりさんの腰の辺りを掴もうとした時、ゆりさんが

ゆり「……そんなじゃ落ちるわよ。」
明久「…ですよね…それじゃあ…よっと…っっっ!!」

僕は落ちないようゆりさんのお腹を抱きつくようにした。そして、それと同時に良い臭いが僕の鼻にただよった
すごく良い臭いだ…ってそんなことしてる場合じゃない!!邪念を払いながらゆりさんの肩をつかんで登ると、僕が止まった位置にはゆりさんの顔があった。なんというか…近くで見るとすごく可愛い…少しだけボーッとしているとゆりさんが照れながら

ゆり「………何してんの…早く行きなさいよ…」
明久「あ、うん。分かった…」

少しだけ名残惜しいと思いながら上まで行って椎名さんの所まで到着した。さっきのことを思い出すとあれは反則になるほど可愛いかった…

椎名「吉井、お前も手伝ってくれ。私1人じゃ無理だ」
明久「うん、分かったよ。椎名さん」

次に音無君が来た。顔が少し赤かったけど、どうやら僕と同じ反応みたいだった。さて、次に来るのは日向君だな………

『きゃあああ――!!!!何で胸触ってんのよ―――!!!』
『ぐはぁぁぁぁ―――!!!!』

どうやら日向君はここで脱落のようだ。そして、全員上がって来て、人数を確認すると6人しかいない。最初は10人いたが(野田君を除く)ずいぶんと減ってしまった

音無「ところで、ゆり。日向は?」
ゆり「……尊い犠牲になったわ…」

正しくはゆりさんの胸をつかんで蹴り落とされただけだけど

藤巻「ふん…新入りにしては、生き残ってんなぁ。だけど次に犠牲になるのは、お前らだ。」
 
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