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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 一~四章

作者:あさつき
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四章 モンバーバラの兄弟
  4-13やればできるにもほどがある

 その後も魔物を吹き飛ばしながら進み続け、火薬が見つからないまま、鉱山の最奥部に到着した。

「火薬を取りに来たのかい?だったら火薬壺に入ってるよ。もっとも、湿気っちまって、派手な音をさせるくらいにしか、使い道は無いと思うぜ。」
「かえって都合が良いね。では、いただいていきます。」
「派手な音か。あの偉ぶった野郎がどんな顔しやがるか、楽しみだぜ」
「あっ、掘って、掘って、また掘って!ガスが出ようが魔物が出ようが、(きん)が出るまでは頑張るんだ!」
「ん?ってことはよ。今は金は、出てねえのか」
「わかりやすいところは掘り尽くして、今は出ていない。でもこの鉱山からはまだまだ金が出るはず!それを見つけるまでは、あっ、掘って、掘って、掘り抜いて!」
「……ま、頑張れよ」

「さあ、戻ろうか。」
「まあ待て。ふたりとも、オレに寄れ」
「え。まさか」
「リレミト!」


 マーニャの脱出魔法で、鉱山の入り口に戻る。

「……脱出魔法も、もう覚えてたんだ。」
「当たり前だ。土ん中からたらたら歩いて帰るとか、二度もやってられねえよ」
「さすがはマーニャ様。素晴らしい魔法です」
「こんなもん。軽いもんよ」
「やればできるのになあ、兄さんは。」
「ん?なんだありゃ。人魂か?」

 辺りはすっかり暗くなり、夜のアッテムトに不気味に光るものがある。

「わが遺跡を荒らすものに、災いあれ……。メラメラ……。」
「なんか言ってんな」
「遺跡……?ここのことか?災い……ガスに魔物と、関係が?」
「なんでも考え込むなよ。考えてもどうしようもねえだろ」
「兄さんは軽すぎるよ。でもそうだね、考えても仕方ない」
「よし。今日はもう、どっかで宿取ろうぜ」
「そうだね。この町の宿は」
「こんなとこで休めるかよ。ハバリアでいいな」
「え。まさか」
「ルーラ!」


 マーニャの移動魔法で、ハバリアに飛ぶ。

「……移動魔法まで、覚えてたんだ。」
「ついでだからな。ここまで来て、のろのろやってるわけにいかねえだろ」
「さすがマーニャ様です」
「軽い軽い」
「兄さんは、本当に、もう。」
「よし、宿取ったら飲みに行こうぜ。明日に向けて」
「明日に備えて、休もうよ」
「オレは多少飲んだほうが調子がいいんだよ」
「多少で済まないから問題なんだろう」

 その後、宿を取ってミネアとオーリンは休み、マーニャは酒場に向かい、適当なところでミネアが連れ戻して、朝を迎える。


「兄さんが一番素早いし、攻撃されたら僕は回復に回らないといけないから。静寂(せいじゃく)(たま)は、兄さんが持ってくれ」
「わかった。開幕で使えばいいんだな」 
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