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スーパー戦隊超決戦

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第十三話 沖縄へその八

「沖縄といっても沢山の島があるからね」
「探し回るのも大変だな」
「ここにはまた来るかも知れないけれど」
 それでもといううのだ。
「今はドクターマンの姿は見えないし」
「反応もないな」
「だからね」
 それ故にというのだ。
「ホテルに留まって他のチームとの連絡役をしている悟君にも連絡して」
「ジムとな」
「次に回る予定の場所に行こう」
「それじゃあな」
「すぐに行こう」
 朝加だけでなく明神も応えた。
「それならな」
「うん、これからね」
「次の場所だ」 
 明神は朝加に負けない位の真剣な面持ちで言った、そうして朝加と共に一行の先頭に立って次の場所に向かったのだった。
 その頃東雲はホテルの自分達の部屋でジムと一緒にいて彼に言った。
「圭一郎達が回ったところにはいなかったよ」
「残念ですね」
「全くだよ、ただ」 
 東雲はそれでもとジムに話した。
「まだ沖縄での捜索ははじまったばかりだからな」
「慌てたり落ち込んだりしないことですね」
「そう、そして」
 東雲はさらに言った。
「俺達が沖縄に来ていることは」
「ジャングラーをはじめとしてですね」
「色々な組織も来ていると」
 その様にというのだ。
「考えていい」
「そうですね」
 ジムもそれはと応えた。
「やっぱり」
「ああ、それで連中に遭ったら」
 その時はというのだ。
「戦闘もな」
「覚悟することですね」
「皆な。俺はもう戦えないが」
 東雲は言いつつ一瞬だが悔しさを顔に滲ませた、そのうえで言うのだった。
「圭一郎達はな」
「戦いますね」
「いざという時のフォローはな」
「出来る様にしておくことですね」
「そうだ、そうしないとな」
「皆さん大変なことになります」
「そうもなる」
 可能性として、というのだ。
「そうなった場合取り返しがつかなくなるかも知れない」
「それじゃあ」
「本部の管理官それにだ」
「他のチームの方々とも」
「連絡を取り合ってな」
「協力し合っていきますね」
「そうしていかないと」
 さもないと、とだ。東雲はソファーに座りテーブルの上のノートパソコンの画面を観つつジムに応えた。
「勝てないよ」
「私達にしましても」
「連中に。今はジャングラーだけじゃないんだ」
 戦う可能性のある組織はというのだ。
「それなら」
「本部と連絡を密接にして」
「何かあればバックアップを受けて」
 そうしてというのだ。
「そのうえで」
「何かあれば」
「本当にだよ」
 それこそというのだ。 
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