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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第四幕その十二

「これは心強いね」
「そうだね、やっぱり誰かが守らないと」
 先生はさもないと、とお話しました。
「駄目だしね」
「そうだよね」
「国も国民もね」
「日本人がね」
「日本人がなる自衛官の人達がね」
「その為の兵器だよ、そして」 
 ここで、でした。先生は。
 基地の中を見学させてもらってイージス艦だけでなく他の護衛艦や基地の景観を撮影している人達を見て皆に言いました。
「僕達以外にも見学している人達がいるね」
「そうだね」
「結構多いね」
「今日は平日だけれど」
「何かお仕事がお休みで来たとかお話してるわね」
「有給取ったりとか」
「大学生の人も講義が休講でとか」
 皆もその人達を見て言います。
「お仕事や学校の間に来るなんて」
「熱心ね」
「しかも随分マニアックなお話をして」
「熱心に見ているし」
「マナーも守ってね」
 そのうえでというのです。
「しっかりとね」
「そうだよね」
「皆紳士だよ」
「案内役の自衛官の人のお話も聞いて」
「しっかりしてるね」
「沖縄で基地反対とか言ってる人達は全く違うよ」
「そう、ああした人達もいるけれど」
 それでもというのです。
「遥かに多くね」
「こうした人達がいてくれるね」
「自衛隊を好きな人達が」
「応援している人達が」
「いてくれるね」
「兵器や制服のマニアの人がいてね」
 そうしてというのです。
「自衛隊という組織自体を好きな人がだよ」
「いてくれているね」
「この通り」
「そうだね」
「そう、このことがね」
 まさにというのです。
「現実だよ」
「自衛隊が嫌いな人がいて」
「文句ばかり言っていても」
「それでもだね」
「遥かに多く好きな人がいてくれている」
「自衛隊を理解してくれている人達が」
「そうなんだ、ああした人達は一部だよ」
 自衛隊が嫌いな人達はというのです。 
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