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『ふたりごと』

作者:零那
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『15歳と組長』



【なぁ、なんで母親は赤ちゃんを産むん?】

『まぁ産みたい思うから産むんが大半や思うけどなぁ。でも、産みたい思てもないのに産んでしまうような母親かておらいなぁ。綺麗事ばっかちゃうんが現実や』

【じゃあ、なんで産みたぁ無いくせに産んでしまうんやろ。失敗した思て放置するくらいなら殺してくれたら良かったんよ】

『そら赤ちゃん殺すんも辛いんちゃうか?まぁ殺す奴もおるけどやなぁ。生きてたらいつか楽しいことがあるかわからんやろ?オマエも生きてたから今こぉして此処におんねん』

【まぁ、きったない傷モンやけどな】

『命がありゃ、人間やり直せるんや。傷は消えんでも、少しずつ薄くなってくんや。楽しいことや嬉しいことにも出会えるんや。なんぼ苦しくても、ちゃんと良いこともある。それが生きるっちゅーこっちゃ!』

【でも...そんな考えに至る迄には、とことん堕ちてくし、なんで生きなあかんのん?って思うやん。そん時はもうどうしようもないよ?】

『オマエがワシに出逢ったように、苦しんでる皆もワシみたいな人間に出逢えたらええのになぁ(笑)』

【えー(笑)それ組長自分の事ホメ過ぎやーん(笑)確かにエエ人やけどヤクザやし皆が皆ヤクザ好きちゃうで(笑)】


 
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