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『虚構』

作者:零那
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『鼓動』



君を感じてた、ずっと。
ずっと傍で見てた。
君が何を考えてるか考える。
ずっと傍で何を見てた?

ねぇ、君は何を隠してるの?
いつでも完璧な君。
立派で正しくて勝てない。
そんな君は何かを隠してる。

其れを暴こうなんて思わない。
そんな悪趣味じゃない。
ただ、抱えきれないなら言って。
捌け口にはなれるから。

君は何も無いって言う。
鼓動が速くなる。
空気が凍てついてく。
弱さはカッコ悪くない。
本当にそう思った。

でも其れは自分自身を否定する言葉だと気付いた。

君は、そんな僕の手を握って走り出した。
なんていう気持ちなんだろう?
今運ばれた気持ちは。

大丈夫、すぐに消えてく此の気持ち。
大丈夫、ずっと傍で鼓動感じてく。


 
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