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Justice正輝編 前章 善と悪

作者:斬刄
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8話初boss戦

「惨いな…」
「自意識過剰にも程があるの…」
「誰か「惨いな」だとぅ‼」
(こいつに殺られたら色んな意味で終わりだろ(でしょ))
「何だ!そこの二人!俺様の槍で殺されたいのか!あぁ‼」
野生の転生者いわゆるデントロ(いや馬鹿と言っていいだろう)は怒鳴ってきた!
というのを正輝の脳内で叫んでいた。
「正輝。代わりに戦っていいよ。戦った方が身の為になるし、経験値を稼げるよ」
「あんなのを初戦にされたら負ける気がしないが、それで苦戦したら死後も絶望するしかない。」
「やれやれ。転生者があんなのだったら我々が苦労することもないがね」
「俺を舐めてんのか!」
転生者は酷い言われように耳まで赤くなりながら怒っており、持っていた匣兵器からロケット弾を正樹達の方角に発射したが、正輝は投影で煙玉を使って逃げた。
「あばよー姉さーん!そいつに絶対勝てよな!」
「すまない。この貸しは必ず返そう」
「逃げるなー!」
正輝は結界をアーチャーが投影した破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)を使って破り、スタコラサッサと姉達の叫びを聞かず逃げて行き。その結界は破れたところを再構築した。
「デントロ二世のこの俺様を舐めた覚悟は出来てるか?」
「二世でも姿はそのまんまだしどう見ても弱そーな気がする…」

正輝side
「急いでフェイトの家に戻んないとマズイな」
俺達は走っていた。
アーチャーは携帯でセイバーに連絡をしていたがどうやら繋がらないらしい。
襲われたか、どこか遠くに連れて行かれたかのどちらかであった。
「やはり邪魔である殺者の楽園を倒すべきではなかったのかね?」
「襲われるってのは分かってたからな。だから保険を施しておいた」
前に使っていた空間系の罠をフェイトの家の周りに付け、フェイト達には家にいるように言っておいたから大丈夫だな。アーチャーに話してない理由は正樹がセイバーとアーチャーによるマスターオブザリンクで繋がってる限り作った罠に(正輝の空間属性による耐性)策士策に溺れることがないので話す必要がなかった。
「いた!セイバー‼」
「待ってした。マスター!」
どうやら間に合ったな。敵は10体でセイバーも余裕の顔ならなんの問題もない!
「悪い!今助けに行く!投影開始(トレース・オン)!」
正輝が投影した物はマーボー神父が持っていた黒剣。アーチャーは投影した弓で敵の肩を射った。
「あがっ!」「いっで!」
「何だあの赤いのは⁉早すぎて防げない!」
アーチャーの名は伊達ではない。
元々弓兵のクラスなので遠距離が強力なのだが、それでも防げないというのは大げさ過ぎる。だとしたらセイバーでもあっさり倒せた筈だろ。
「クソったれ!本格的に魚雷みたいに扱わるなんておまけに逆らったら殺すとかやってられるか‼」
あー。そゆこと…つまり彼等は特攻して敵の近くで自爆する相手か。それでセイバーは苦戦してたのか。ってセイバー⁉
「もしこれが終えたら。そのリーダーを亡き者にしましょう。味方を自爆させるリーダーを黙って見過ごぜません。それ以前にキラーエデンの組織ごと滅ぼしましょう」
セイバーの身体から途轍もない魔力が放出ている。怒っているのだ。余りの卑劣さにお怒りになられている。

嶺side
モヒカン刈りしたい。
首刈りたい。
あと弟をしばきたい。

あのさ…イラついているんてんだけどさ
「オラオラ〜ぁ‼」
「雑魚の癖に雑魚の癖に雑魚の癖に雑魚の癖に雑魚の癖に雑魚の癖に雑魚の癖に…」
なんでこんなのと戦わないといけないの!こいつほんと首刈り取ってやろうか!
ただでさえこの二人(なのはとユーノ)見せられたらめんどくさいったらありゃしない!

正輝に私の能力がどうか聞いたら。
「姉さん怖い。」

薄々そう思ってたけど…こいつの相手なんてマジで嫌だ。
「嶺さん…怖いです。それにハセヲさんはどこに行ったのですか?」
誰のせいよ!
ほんとあんたら邪魔!
殺すこともままならないの⁉
ユーノ「あの人が来るまでなんとか持ちこたえましょう!」
嶺対デントロ様(転生者)
やはり苦労することもなく匣兵器を使う暇も無しに技で締めよっか。雑魚だし。
「削七連!」
この技は防御が硬い敵に有効であり原作では削三連として使われてたが、全設定変更により技を改良した。技を出す前に転生者にもやったが変更が出来なかった。その原因は

「俺の状態は一定だからな‼」
「自分の能力。バラしちゃいけないでしょ…」
とまぁその一言で出来ないのが分かった。
全力は一定であり、体力も減るのは変わらないが力が減るわけではなくただ一定の攻撃力と防御力になっているから全設定変更は無理。
うん。ここぞの時の火事場の馬鹿力が出ないって不便じゃないの?
ちなみに攻撃は全て的中。なぜ全力でやらないかというのは周りを巻き込みやすくいきなり最大を公開するわけにはいかなかったから。
「さて。逃げた弟をしばきに「まだ俺様は死んじゃいねぇ‼」は?」
転生者は予備の匣兵器を襲って来る時に使っていた。周りには電撃を纏ったハチが沢山いた。
うわー。めんどくさい。
「最強はこの程度で死なねーよ‼」
うわぁ…引くわー濁るわー酷いわー中二病だわー自己チューだわー。もうこの人誰か精神病院に連れてって…いや、手遅れかも
「嶺さん本音が漏れてます!」
流石のアトリも黙らなかったか。
転生者が雷槍で攻撃をして、それをかわして攻撃して、入ったと思ったけど…なんで痺れてんの。
「嶺さん!」
「ハーッハッハッハ‼俺の鎧には攻撃すると追尾式の電撃が走るんだよ。これを食らったら一定時間動けないぜ‼」
「甘く身過ぎた…」
ほんと雑魚だと思ってたけどなにこのうざい雑魚は。
なのはとユーノが転生者を足止めするがハチがシールドを展開して。どうしようもない。
てゆうか3人もいるなら少しはダメージ与えてよ‼
「このデントロ二世様は鎧を改造し、他の匣兵器を使えるようにしたのだ。それだけでなく死ぬ気の炎も初代の倍だか…」
後ろからバイクが現れそのままバイクは転生者の頭に車輪を突っ込ん…ハセヲ?
「あぢぃぃぃぃ‼」
「あーゴメン。遅れてた」
転生者は倒れたまま回っている車輪によって髪が炎上している。
よく燃えてますね〜。
「ハセヲさん!」
「あれこいつ何時の間にいたのか?」
((((気づいてなかったの⁉))))
前の方にも携帯で神様と繋いでたことに説明不足だったけど神様から全員の携帯が改造されて会話も出来るし、物を携帯に転送出来るけどハセヲは新機能に苦戦してたらバイクが出てきて急いで嶺達のところに飛ばして行ったら転生者を見事にひいた。
ナイスハセヲ。
「いい加減俺様の頭から離れろ‼」
「うぉあ!」
転生者はハセヲのバイクを匣兵器で迎撃したがそれをかわして大剣で反撃したら髪が…
「……くす」
え?バイクの摩擦で転生者のモヒカンが燃え尽きてハゲt…
「あははは‼御免!もー無理‼」
「駄目です…プッっ…人の顔を見て笑っては…」
「もう皆殺しだ‼何もかも消してやる‼」
転生者は両肩にあった大砲みたいなもので大量の雷のビームレーザーを無差別に放ってくるからもうこれ完全に頭に血が昇ってるよ。
「ふぇぇぇぇ!」
「なのは!」
「くそっ!いきなり暴発かよ!憑神さえあれば…」
「此処で時間をかけてられないのに!」
この世界では救うためなら何をしても良い。ただその代わり…

「宝具(憑神)が制限されている?それじゃどうやって戦うんだよ(のよ)!」
「この世界の転生者は全員制限されている」
余りにも強力過ぎる力は世界の一つが滅ぼす羽目になるのでしょうがないとのこと。
正輝が使えるのは投影の五次聖杯戦争サーヴァントの武器(アーチャー、キャスター、アサシン、ランサー)嶺は技の全種類。死後に得た力も世界に現界できるように継続できる。
しかし、キャラの全員が(宝具)憑神が使えない。つまりデータドレインも使えない。
「私がやるか…開放‼」
今放った黒いオーラを私に纏わせてっと…
「これで終わりだ‼」
「嶺さん!危ない‼」
転生者は匣兵器から猪が出てきてその上に乗り突進してきた。


ほんと、デントロについては最後の最後でそうくると思ってたけど。

「死ねぇぇ‼」
転生者は出してる黒いオーラを覆っている状態の私に突っ込んできた。周りにはシールドを張った雷のハチ。間違いなく無事はすまない。
転生者の槍が黒い嶺を貫いた。
そう見せさせて…
「嶺!」
「ははははぁ!あり?」

槍で貫いたのはただのコンクリートだよ!
あんたはもう逃げられない。
影から出てきて、全て刈り取る。
もういいや…この際少し本気だしてもいいよね!
「⁉がはっ!」
鮮血の闇の大鎌祭り(ブラッディ・ダーク・デスサイズ・パーティ)
両手にある大鎌で全ての蜂、猪、転生者諸共を刈りとれたからまぁこんなもんかな。
上出来上出来っと。
「最強であるこの俺が負けるだと⁉死にたくない…まだ俺は死にたくないぃぃぃぃぃ‼」
「一つ言っていい?自己主張して周りを最期まで見ない人は早死しやすいんだって」
(見えなかった…けど全てを刈り取れるわけ…まさか‼)
私の攻撃は衝撃波までスッパリ切れて、私の大鎌だけでなく振った時の衝撃波を出すことができ、それもかわさなければならない。さらに嶺が上に放った衝撃波が文鹿に当たってもそれを力に加えることができる。
「つ…強すぎる」
転生者は黒い霧となって消えてるけど殺者の楽園って死んだらこんな風に消えるんだ。
「それじゃハセヲ。バイクの方ちょっと後ろに乗っていい?」
「まさか…お前…」
考えることはただ一つ。
正輝…覚悟しよっか?
「仕返しにね」
「こ…怖い」

正輝side
「やっと全て倒した…」
「まさか私達を知っているとは…」
魚雷扱いされた転生者は雑魚が持っていた能力と同じでありスキあらば近くで爆発するという使い捨てだが、誰も爆発することなく全員を仕留めた。その転生者は黒い霧となって消えるのか。木の影から誰かがが拍手しながら現れてきやがった。

パチパチパチパチ‼
「素晴らしい!流石に雑魚で死ぬことはないか!」
「誰だお前は…ってかやっとマシな顔をした奴と出会えたな…」
その姿はイケメン顔の男性であったがかなり性格が捻くれている。
「貴様がリーダーか‼」
「ああ。その通りだ。君達は降伏をした方がいい。お互いに傷つけない為に」
「あれだけ人をゴミみたいに利用してその台詞を吐くか?」
信じられる訳がない。命を何とも思わないやつについていきたくない。
「それにしても随分の余裕だな。3対1で勝算があるとでも?」
「私がその気になればいくらでも潰せるだろ?」
「なんか転生者って自己主張する敵が多いな…」
さっき会ったデントロに近い転生者みたいに自己主張なのが沢山いたらもう嫌だとしか言いようがない。
「そういえばあのモヒカン馬鹿は会ったのか?」
「それってデントロみたいな奴か?」
「死んだか。まぁ格下キャラと同類だからしょうがないか。」
「いいでしょう。あなたは此処で倒す!」
正樹はこの転生者何かがおかしいと思っていた。こいつは最初に会った転生者と接点があり、この世界で今いるキラーエデンの中で一番強いことと。
その理由はリーダーと元々名乗っているからではなくその雑魚敵達が一瞬リーダーが会わられた時怯えていたから。



あとそこにいる大人数の子供も怯えているしな。
「俺には人質がいる。50人ぐらいのな。お前には見捨てれるのか?俺と組んで正義側の一人を潰そう。」
モブキャラを利用した人質かよ。
それも転生者結界内だから警察とかに気づかれることもない。
えげつないことしやがる。
「誰が貴様な「分かった。乗るよ」マスター‼正気ですか⁉」
アーチャー(待てセイバー。正輝に策がある)
正輝は転生者の方角に歩く。
転生者も正樹の方角に歩く。
そして狭まる。
「では。ここに握手を…」「そうだな」
正樹はすかさず転生者の手を握ろうとしたその時。
「死ね‼」
その瞬間転生者の握る手のもう片方の手の袖からスクアーロの剣が出てきて。刺そうするが…
「どうした?あんなにほざいたのに止まってるじゃないか?あとお前との協力。死んでも嫌だからな」
「ごほあっ‼なんで…」
正輝は液体状のBLOWを握手する前に仕込んでき、色的に青いので
ステルス性に優れた状態にさせ、後ろからも前からも串刺しにした。


分かりやす過ぎるんだよ。
お前の人質にしているこいつらは幻術だろうが!どうせ霧のリングで誤魔化してたんだろうが!

セイバーとアーチャーについてはアーチャーがセイバーをせき止めたあとに気づくけどな、こっちはとっくに気づいてんだよ!


「嘘なんだろ?他人に酷い扱いをする奴は対外嘘をつく。正直お前と協力してもなんの特にもならん。そーゆーもんだろ。証拠もないし、根拠も言い草も酷い。そんな奴とは組みたくはないんでね」
協力するつもりは毛頭なかった。逆に手をとると殺されるか、二体のサーヴァントと後から姉達と闘うことになる。つまり結果としては駄目な方に行くのであった。
安い幻術で俺を誘ったお前が悪い。
「安心しろ。そんなに刺されたら数分も待たず大量出血で死ぬからな。とっとと黄泉の世界に行ってろ」
さて、早く終えたしそろそろフェイト達の家に
「マスター‼後ろです!まだ生きています!」
「⁉ちっ‼」
背後から襲いかかってきた。剣の投影じゃないと防げない⁉
「今度はなんなんだ⁉確実に仕留めた筈なんだがな‼」
「計画通り。そこら辺にいる雑魚と考えを一緒にすんじゃねーよ‼」
投影が遅かったらやられていただろう。けど、避けていれば防いでいた右腕全体が動けていた。スクアーロによる鮫衝撃(アタッコ・ディ・スクアーロ)を食らって動けない。だが身体全体の硬直はBlueによって都合よく右手だけで済んだ。
こいつ。リボーンのスクアーロの能力を持ってるな。けど完璧に剣を避けても剣に入ってる仕込み火薬をゼロ距離で食らっても重傷。全て遠き理想郷(アヴァロン )がないセイバーだと相性が悪いな…
それだけではない。今度は指をならすと炎放ってきた。
「I am born of my sowrd…ローアイアス‼」
しかし、その炎はアーチャーのアイアスの盾によって防がれた。
あの攻撃は間違いなく焔の錬金術師に似ている。そんじゃあ不死身に近いってのは賢者の石しかない。
炎は消えていったが煙の中から突進してきた。
「離れてください!マスター!」
セイバーは風王鉄槌を転生者に放つ。
鮫特攻(スコントロ・ディ・スクアーロ)!」
転生者は真っ向から正面突破をしてきた。斬撃が風を斬る。風も転生者の身体を切り刻む。だが、かすり傷程度では賢者の石によって再生され、段々押されていた。
「セイバー。後は俺に任せとけ」
「腕一本しか抵抗出来ないお前じゃ話になんねーよ‼」
ついに正樹達の近くまで追いつかれ、
「終わりだ!」
転生者によって振り降ろされる剣による仕込み火薬が襲いかかる。
だか…



「開放」


周りから黒い斬撃が散らばり、その斬撃が転生者に襲いかかる。
「やられるかよ!」
防ごうとするが剣が折れ、黒い斬撃は両手両足を妨げた。

「死んだぜ。お前」

黒い霧から正輝が現れ、服も変わっていた。動かなかった腕も動けていた。
「どういうことだ!腕まで復活してる!」
「全回復出来るんだ。あと一つ質問するぜ、次元の耐性は持ってないなら死ぬつってんだよ。」
俺の能力は空間。空間の亀裂により切られた腕と足は動けない。左手に持っていた剣を消し、右手にある剣を黒く染め、そしてその黒く染められた剣で斬撃を放った。
最後の劔(ジ・エンド・オブ・ソード)
放たれた斬撃は身体にあたり、今まで妨げていた空間の亀裂はゆがませる。
「この技は剣圧よりも大きい空間の亀裂を作り、亀裂にさせた空間と一緒にゆがんでゆく。世界の能力ってのは空間をもとに戻そうとする。つまり暴走している空間ごとお前は




殺される」

「いぎぃぃぃぁぁぁぁあ‼」
歪まれた空間は世界の行使力により元に戻そうとするがその間に入っている転生者は巻き添えになり、死ぬのは確定だ。
「お前は不死身に近いから強いのは分かった。ただ相手が悪かっただけだ。」
俺は後ろを振り向き、転生者は歪まれた空間ごと消されかけ、そいつは悲鳴で叫ぶこともできないまま殺者の楽園のリーダーの一人は死んだ。

 
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