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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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原作前の事
  グレモリー家との共闘×一誠の怪我と正体

俺は宿を見つけてから泊まった。先程の戦いを思い出してたが、あの時は一部解放してたから五分五分だった。という事は、俺が本気を出してたらどうなってたかを考えていた。無限の龍神対創造神黒鐵として、シミュレーションしても今更だから風呂に入って寝たが、次元の狭間本家のベッドより硬かったが布団は暖かかった。

朝になったので、宿屋の食事を食べていた。江戸時代とはいえ、宿屋の食事はなかなか美味しかった。宿を出てしばらくすると後ろから視線を感じて歩いてたが、段々数が多かったので走り出した。森林に入って止まってから、追っ手を見ると前を外見は人でも一発でこの者らが異形の者だとな。

「お前達は何者だ?悪魔か」

「ああそうだ。美味そうな人間だと思って、跡をつけたのだ。ヒヒヒヒヒヒヒ」

「ここは人間が一杯いるが、どれもまずそうでな。他へ行こうとしたら、お前が通りかかった瞬間美味そうだと思ったぞ」

「この辺りはグレモリーの管轄だが、この森は違うようだ。抵抗する気あるなら戦ってもいいが、俺達をただの悪魔だと思ったら大間違いだ」

「はぐれ悪魔か。ならここで血祭でもやるか」

俺は聖剣エクスカリバーを抜いているが、擬態モードで聖なる力を敵味方で分けるように調整をしていた。敵なら容赦なく聖なる攻撃で塵になるが、味方悪魔だったらそうならないようにしてある。戦闘態勢に入ったが、相手は百人程度でその内五十人程は上半身は人間で下半身はサソリかカニみたいな感じだった。

足は六本あるからか、カニのハサミもあったようなので半分悪魔で半分種族が違うように見えた。初撃は斬撃で真っ二つにした。斬れ味は抜群で、化け物級悪魔はハサミや尻尾などで攻撃し、毒針を撃ってきたが、紙一重で避けて斬撃を飛ばした。

化け物級五十体は、斬撃で真っ二つ後に蒼白い炎と共に燃えた。森林は大丈夫だったが、この騒ぎだったので人間が来たようだ。人間風な悪魔は、その人間達を殺して行ったので追いかけて行った。

「ヤバい!あそこから先は人間がいる。何とかしないとな」

と言い空間切断により、先程までいた商店街風な町で民達が活発に動いてた所だった。1人の悪魔が姿を変えたので、慌てて民達は逃げ出した。だがはぐれ悪魔達の方が早くて、人間十人程殺しながら屋敷へ向かって行ったらしいな。

騒ぎを聞きつけたのか、門前に紅髪をした男性と女性と青年がいた。騒ぎを理解したのか、結界を張ってくれたので、周りにいる人間達には見えないようにした。

「止まれ!ここは我々グレモリー家の管轄だ。お前達は、あの森に人間が行くと二度と戻って来ないと噂があったが、お前達の仕業か!」

「ああそうだ。あの森で人間を食べる為に潜んでいたが、俺らの後ろにいた人間にやられてしまったからな。ここまで来てしまったからそこをどけ!」

「ここで始末してくれる!人間を食べた罪をここで償え、はぐれ悪魔!」

紅髪達と使用人達が戦いを始めた。魔力を放ったり近接格闘で戦闘をしたが、はぐれ悪魔達は防御していたのでノーダメージだった。その時金色の刃が現れて貫かれたので、紅髪達が見るとそこにいたのは人間だった。

「はぐれ悪魔達め、標的は俺だぞ。周りの者達に迷惑をかけるんじゃない!」

「うるせー!人間は俺達の獲物だ。食って何が悪い?お前だって、人間じゃないのに何故人間の味方をする!?」

「俺は人間だ。ただそれだけの事」

「君は何者なのだ?ただの人間が、悪魔を殺せる程の攻撃を持っているはずがない!?」

「俺の名は兵藤一誠。人間だが今はどうでもいい、コイツらを殲滅するのが先決だ!」

「兵藤とか言ったがここは共闘しないか?私の名はサーゼクス・グレモリーだ」

「挨拶はあとにするが、今はコイツらを斬り刻むだけだ!」

刀を悪魔達に斬り刻んだ。途中襲われそうな使用人がいたが、救出して門前にいる紅髪達に渡してから攻撃を再開した。

「コイツらの相手は、俺とサーゼクスがやるからお前達は治療をしろ。俺とサーゼクスの前に行けば血祭が上がるぞ」

グレモリー家は人間達を救出して治療した。すぐそこには悪魔がいるが、金色の刃を持った俺と手に魔力を込めたサーゼクスが戦う所を見守るしかなかった。戦いは終盤となり、はぐれ悪魔は残り十体となったが俺は疲労していたけど戦い続けた。

刀や服は、返り血によって赤くなってたが刀を振った。本当なら力を一部解放したかったが、創造神黒鐵の力を封印しているので聖剣一本と身体能力だけで戦った。そして最後の1体になると、悪魔は奥の手として巨大化となったのか、油断した隙にサーゼクスを人質にした。

「卑怯者が!サーゼクスを離せ!」

「うるせー!さっさと刀と鞘を捨てろ。そうしないとコイツの命はないぞ?」

巨大化した悪魔の手の中にいたサーゼクスは、脱出を試みたが握力で握り潰される程だったので脱出不可能だった。握力が上がったのか、サーゼクスは呻き声を上げた。

「ああーサーゼクス。あなたどうにかならないの?このままでは握り潰されてしまうわ!」

「我々が動けば握り潰されるだろう。それに彼がやってくれるんだから、ここは信じるしかなかろう」

俺は刀と鞘を捨てたら、極太火炎放射が俺に向かって命中。体全体燃えたが途中腕をクロスにして防いだが、全身火傷だったでもあるが一瞬の隙をついて俺は叫んだ。

「今だペルセフォネ!」

巨大悪魔の背後に、ペルセフォネが空間から出てきて火炎放射を手首に当てた。俺の目が一瞬だけ緑色になった瞬間、ペルセフォネが大きくなって再度火炎放射を手首に当てた。サーゼクスが巨大はぐれ悪魔の手から離されて落ちたと思ったら、巨大化したペルセフォネに背中からキャッチした。チャンスだと思い走り出してから、先程捨てた剣を空間切断により取り出してから叫んだ。

『黒鐵!抜刀!』

一瞬で黒鐵改が現れて剣を振った。俺は悪魔の腕を落としてから、黒鐵改は縦に真っ二つ後に影の中へ戻った。

グレモリーside

戦いが終わり、私達はサーゼクスに駆け寄った。

「大丈夫かサーゼクス?」

「サーゼクス、よく頑張りました。怪我はありませんか」

「私は大丈夫です。それより彼を!」

兵藤を見たら、巨大化したフクロウが兵藤を守ろうとしていた。近付く者は威嚇しているのか興奮気味だった。

「そこのフクロウよ、よく聞け!私の名はケルディム・グレモリー。彼を治療したい、そこをどいてくれるか」

「私の名前はヴェネラナ・グレモリー、お願いフクロウさん。感謝を籠めて彼の治療をしたいのです。お願いします」

「私も頼む、彼に救ってもらった事をその恩で返したいのだ。頼む、治療をさせてくれ」

フクロウであるペルセフォネは主の状態を見てから状態把握をして、彼の隣に行ったと思ったら体が小さくなっていった。

「ありがとう、彼を家の中へ運ぶんだ。ストレッチャーと医療班の準備を・・・・」

「フクロウさんは、私と一緒に行かないかしら?」

フクロウ=ペルセフォネはまた考え込んだが、ヴェネラナの肩に止まった。

「サーゼクス様も怪我してなさそうですが、一応検査させて下さい。私の肩に捕まって下さい」

「分かった」

使用人Bは刀と鞘も回収された。聖剣は悪魔は触れられないが、味方なら触れても大丈夫だったので聖剣は俺の隣に置いてあった。

「ストレッチャーを持ってきましたので、彼を乗せます。1、2の3!」

ストレッチャーに乗せて屋敷に入って行った。結界はまだ張ったままだった。

「・・・・全身に火傷を負っているが、重傷ではなさそうですな。肌は少し赤いですが、氷で冷やせば大丈夫です」

「あれで軽傷とは。何らかの回復か防御魔法でも発動してるのかな?」

「かもしれません。先程の戦闘、私も見てましたが普通の人間だと骨すら残らない程に燃えてますな。なのに彼は防いだという事は、何らかの防御をしたのかと」

「どれぐらいで完治するのかね?」

「一週間くらいで完治すると思います。あとは彼の意識が戻ればいいのですが・・・・」

「ヴェネラナ。私はアガレス様に報告してくるから、彼の元に居てくれるかな?」

「分かったわ。それにこのフクロウさんも心配そうだからここにいるわ」

「頼む」

ケルディムは、先程撮った写真と動画を持って通信室に向かった。中間職である大公へコールしたら出てくれた。

「聞こえますか、アガレス様」

『グレモリー卿自身が通信してくるとは何かあったのか?』

「先程戦闘があったので報告します。最近管轄外で起きてる人間狩りをしている、はぐれ悪魔が出現しました。敵数は五十体おりました。こちらは、私と妻とサーゼクスで応戦しましたがやられる所を人間が助けてくれました。彼は刀一本で悪魔を倒していましたので、私の息子であるサーゼクスが彼と接触をし共闘。隙があったのか、サーゼクスが人質に捕えれられてしまいまして彼は刀と鞘を捨てました。その時、はぐれ悪魔が火炎放射を放ってきましたが、彼は燃える所か防御をしていましたら彼の使い魔が召喚されて、使い魔によって救出されました。最後のはぐれ悪魔を剣で一刀両断されていき、これがさっき撮った画像と動画です」

『何と!それで彼というのは、何者なのかね?』

「サーゼクスから聞いた話だと、兵藤一誠と名乗ったらしいです」

『兵藤一誠。どこかで聞いた事があるような気がするが、確か四大魔王様が会談時の者がその人物だった気がする。すぐに魔王様に確認してくるからこのまま待機してくれ』

「お願いします・・・・私はこのまま通信室にいるので」

一回通信を切ったアガレス。魔王様が会談した人物だったら、かなりの大物なような気がした。

四大魔王side

「ルシファー様、今よろしいでしょうか?緊急事態が発生致しました」

「何か早急な用事かしら?」

「はい。人間界のグレモリー管轄に、はぐれ悪魔が出現したようです。管轄外の森林で人間狩りをしていたらしいのですが、森林から出て外にいた人間達を狩りの対象にしたようです。なのですぐに結界を張って、戦闘を行ったそうです」

「規模はどれくらいだったのかしら?」

「五十体だけだったようですが、とても強くやられる所を人間に助けてもらったそうです」

「人間に・・・・ちなみに名前は何て言うの?」

「兵藤一誠と名乗ったらしいです」

「何ですって!?一誠が・・・・これはちょっとマズイかもしれないから、魔王を全員召集してくれないかしら?」

「それ程驚愕な事なのですか?」

「彼は人間であって、創造神黒鐵様でもあるのよ。早く召集を・・・・」

「はっ、承知しました」

ルシファーはすぐに召集をかけた。レヴィアタン達からは、一誠についてと話すとすぐ行くと言って、一誠が会談した部屋に集まった。

「ルシファー、一誠君について何かあったの?」

「他は別に構わんが、一誠については重要だ。話をしてくれ」

「早く聞かせて!一誠君がどうしたの?」

「まずはこれを見てくれる、アガレス」

「はっ、これをご覧ください」

それは先程の戦闘VTRだった。最初はグレモリーが押されてたが、一誠の登場にルシファー達は驚愕した。それは恐らく返り血で浴びたのか上下真っ赤に染まっていたが、刀だけは金色に輝いていた。サーゼクスが人質となり、一誠が火炎放射で命中して防御中の一誠を見てルシファー達は泣いた。

レヴィアタンは、もう見てられないと言っていたが最後まで見ていた。最後の一撃によって、巨大化した悪魔を真っ二つにして映像は終わった。

「アガレス!一誠はどうなったんだ。答えろ!」

「落ち着いてベルゼブブ。落ち着かないと聞けないわよ」

レヴィアタンは泣いていたが、ルシファーは泣く事をやめて言った。

「この後どうなったかは聞いてなかったわよね。アガレス、グレモリー卿に通信を入れて」

「はっ、すぐに」

しばらくしてグレモリー卿に通信を入れた。グレモリー卿であるケルディムは、四大魔王が全員揃っているのに驚いたが報告をした。

『完治するまで約一週間でございます』

「ひっぐ、無事なの?一誠君は」

『はいご無事でございます。ですが火傷の治療に必要な氷が足りません。氷のうで患部に当てても、すぐ溶けてしまいます』

「その時火炎放射の温度は何度くらいだったの?」

『約千度から二千度はあったかと。普通の人間なら、骨すら残らないくらいの業火でしたから』

「レヴィアタン、貴女の出番よ」

「そうね、レヴィアタンは氷を得意とするからね。レヴィアタンお願い」

「任せて!グレモリー卿、すぐにそっちに行くから座標を送ってくれない?魔法陣で行くから」

『承知しました、これがうちの座標です』

「ようし待っててね一誠君!ベルゼブブ、一誠君の事は私に任せて」

「ああ、任せるから行って来い」

「ではレヴィアタン、一誠の事頼んだわよ」

「分かった。じゃあ行ってくるね~」

と言い魔法陣で飛んだ。グレモリー卿は、一礼すると通信を切った。一誠無事にいてよね。ケルディムは、一誠がいる大部屋に行ったがヴェネラナが向いたので、小声で呼んだら来てくれた。

「どうしたのあなた?」

「もうすぐレヴィアタン様がここに来るんだ」

「レヴィアタン様が・・・・?彼は大物なのかもしれないわね」

「ああ。四大魔王全員揃ったのも驚愕したが、レヴィアタン様が泣きながら聞いてきたのだ」

「確かレヴィアタン様は、氷系の魔力が使える御方だったわよね?丁度いいと思うわ。もう冷凍庫には氷がないから」

その時インターホンが鳴った。

『旦那様、レヴィアタン様がご到着されました。兵藤様がいる大部屋に案内しますか?』

「私達は大部屋の前にいるから丁重に案内してくれ」

『畏まりました』

しばらくして使用人Aの後ろにレヴィアタンがいた。少し涙目になっていた。

「ようこそレヴィアタン様。この扉を開けると一誠君がいますが、お静かにお願いします」

「うん分かったよ」

扉を開けたら部屋の真ん中に、俺が眠っていた。全身に包帯が巻いてあって、額には濡れタオルが掛けてあった。ケルディム、ヴェネラナ、レヴィアタンの順に来て、俺が眠っている横に座った。フクロウはいつの間にか消えていた。

「一誠君・・・・グレモリー卿、全身火傷については報告で聞いたけど額には何を?もしかして熱出てるの?」

「はいレヴィアタン様。何か呻き声が聞こえたので、顔を見ると赤かったので額を触れたら熱かったです。測ってみたら38度ありました」

「原因は?」

「医師によれば過労による熱だと言ってました。一誠君の火傷で、家にある氷が全て無くなってしまいました。レヴィアタン様のお力を貸して下さい」

「うん。一誠君の為だったら何でもするよ。何からした方がいい?」

「絶対に溶けない氷を作ってほしいのですが、出来ますか?」

「任せて!それくらい朝飯前だよ。はい出来た」

レヴィアタンが、手をかざしたら新聞紙の上に四角い氷が出来ていた。まず小さく割って氷のうや氷枕を作った。氷のうは額にして氷枕は枕の上に乗せた。すると一誠の顔が落ち着いたような感じになっていた。熱が下がればあとは火傷だけど、火傷治療は意識が戻り次第となった。

夕方になった。ケルディムとヴェネラナは自分の部屋に戻って行ったが、意識が戻り次第呼んで欲しいと頼んだ。レヴィアタンは、壁に寄りかかって本を読んだりしていた。俺の手が動いたと思ったレヴィアタンは駆け寄った。

「一誠君、気が付いた?」

「・・・・知らない天井だ。ここはどこだ?それよりなぜここにレヴィアタンがいる、痛っ、あの時の火炎放射で怪我したのか?」

「ここはグレモリー卿の屋敷だよ。報告で一誠君が怪我した、って聞いたから飛んで来たんだよ!怪我の事だけど、一誠君が人質を助ける為に無茶したんだよ。でもよかった~早めに気が付いて」

「氷はレヴィアタンが作ったのか?通りで凄い冷たいと思ったよ。俺が倒れた後の事を教えてくれないか?」

「詳しくはグレモリー卿から聞いた方がいいよ。それよりお腹減ったでしょ?使用人さん達に頼んでくるからちょっと待ってて」

レヴィアタンは大部屋から出たら使用人を見つけて、俺が目を覚ました事とお腹が減ってるので何か作ってほしいと言ったら・・・・。

『ケルディム様とヴェネラナ様とサーゼクス様に報告してきますから、レヴィアタン様は大部屋に戻って下さい』

と言われたので大部屋に戻った。しばらくすると扉が開きケルディムとヴェネラナとサーゼクスが入ってきた。

「お目覚めが早いね、明日か明後日までかかると思ってたよ」

「アンタは確か、ケルディム・グレモリーだったか」

「よく覚えてるね。如何にも私の名はケルディム・グレモリーだ」

「私の名はヴェネラナ・グレモリーです。ケルディムの妻です。よろしくお願いしますわ」

「私の名はサーゼクス・グレモリーだ。父上と母上の息子です」

「ああよろしくな」

「ところで今日の朝の事何だが、森林には大量の死体である悪魔が発見されたのだが、何か知らないかね?」

「ああそれか。俺が真っ二つに斬り刻んでやったよ。確か五十体はいたな」

「じゃあ本当は百体いたって事?」

「そうだよレヴィアタン。あの時、町を散策してたら妙な視線を感じてな。町外れの森林に入った後、待ち伏せたらアイツらが来たんだよ」

「という事は君は五十体を刀一本で戦ったのかい!いくら何でも無謀すぎると思うが・・・・」

「俺が持っていた刀の試し斬りをしたくてな、戦闘後はアイツらが弱かっただけだ。森林だけ力を一部解放したから」

「そっかー。だからこっちに来るまで、疲労一つもなかったって事か~。一誠君なら納得だよ」

「あのー話が見えないのですけど、力とは一体?」

「誰にも言わない、と約束してくれたら言ってもいいんだけどね。一誠君の許可無しでは喋れないよ」

「それ程の力なのですか?言っては悪いのですが、ただの人間ですよね?」

「ただの人間じゃないんだけど、真実を語る事については一誠君しか言えない事何だよ。約束守ってくれたら、一誠君自身が言うけど・・・・」

「約束を守りますから教えて下さい」

「私も頼みます」

「私も誰にも言わないって約束しよう。レヴィアタン様に誓って」

「レヴィアタン、いいよな?」

レヴィアタンは首を縦に振ったので話をする事になった。その前に誰かいないか調査をして結果誰もいない事を確認、一応防音結界を張ってから話す事になった。

「改めて自己紹介しよう。俺の名は兵藤一誠、またの名を創造神黒鐵と言う」

「え?えーーーーーーーーー!」

「あらら、凄い大物ね」

「これは驚いた、あの時会談していたのが君だったとはね」

「そういえばアンタには会った事あったな。会談後の歓迎会時だったか」

「会った事があったのですか?父上」

「四大魔王様と創造神黒鐵様が、会談してると聞いてね。来てみたら既に終わっていたけど、その時チラッとだけ見ただけだがね」

「お腹の音が聞こえるから夕食にしましょうか。一誠君もお腹空いてるでしょから、早めに作ってほしくて呼んだんだったよ~」

使用人を呼んで、急であったが机と座布団を敷いて夕食を食べた。俺は怪我人なので、レヴィアタンが食べさせてくれた。断ったが、全身火傷していて腕が使えないので仕方がなく食べたのだった。お茶漬けだったが、改めて自己紹介したらケルディム、ヴェネラナ、サーゼクスも呼び捨てでいいと言った。

俺も呼び捨てでいいと言ったが断られた。ケルディムとサーゼクスは一誠君、ヴェネラナは一誠さんと呼ぶ事となった。次の日から全身火傷の治療に入ったが、幸い軽度だったので火傷直しの軟膏を塗って包帯を巻いた。次元の狭間本家にいる月に電話をして、2~3週間帰れない事を連絡してから寝た。

レヴィアタンは、安心したのか寝てしまった。俺をずっと看病していたからその疲れだと、ヴェネラナが言っていた。だから俺の隣に布団を敷くように言ってレヴィアタンを布団に寝かせた。頬にキスをしたのか、直後に寒気を感じたらしいが気の所為だと思った。俺も眠くなったので寝たのであった。 
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