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サクラ大戦7人目の隊員

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新隊長と米田の試し前編

太正12年4月・・・

まもなく直哉と、さくらが帝劇に来て、一月が経ったある日、名目上での姉さくらが、米田支配人に呼ばれ、帝国華撃団の新隊長を迎えに行ってる頃、直哉は帝劇内を散策していた。

「はあ、今日も女装しての舞台稽古か、気が重いなあ」

「何言ってるの?直哉兄ちゃんの女装とっても綺麗だよ」

「ありがとうねアイリス、でもね男の僕にとっては複雑な気分なんだよ」

「何、言ってますの直哉さん」

「あ、すみれ」

「すみれさん」

」直哉さんの女装はかなり人気があるんですのよ、ここで辞められたら私達全員が困るんです」

「でも直哉の気持ちも分かるわ」

「あ、マリア」

「「マリアさん」」

「ここに来て女装してる時間が長いし、直哉も本来の姿でいたいわよね」

「それはそうですね」

「だが、今日から直哉お前には、常に女装をしてもらう」

「えーーー何でですか?」

「それは、直哉が女装しなければ、わしの考えている試しが、実行できないからだ」

「「「「何の?試しなんですか」」」」

「それは新隊長が、ここでのギャップに耐えられるかの試しと、直哉の上をいつ見破るかの試しだ」

「支配人絶対、後者の試しは僕の女装が見たい為でしょ」

「ギクッそんなことないぞ」


そのころ上野公園に、新隊長を迎いに行ったさくらは・・・」


「あの・・・大神一郎少尉ですか?」

「はい自分が大神ですが君は?」

「私は帝国華撃団花組の真宮寺さくらですよろしくお願いしますね大神さん」

「いやあそれにしても貴女のような方が隊員とは驚きましたよ」

「ふふ頼りになりませんか?」

「いやそんなことないですよ」

「さてそれでは大神さんを大帝国劇場に案内しますね」

「え、劇場にですか」


そして、行き先を、劇場と言われ、困惑する大神を案内するさくらだったが、内心では、早く帰って、直哉に会いたいと言う気持ちで、いっぱいだった。


そして大神とさくらは、大帝国劇場に着いた。


「うわあここが去年建てられた大帝国劇場なのかあ」

「大神さん始めてなんですね。それでは正面玄関から入りましょうか」


「うわあロビーも広いなあでも人が少ないですね?」

「今日は夜の部だけですから」

「キャハお兄さんさくらの恋人?」」

「いいなんだこの子は?」

「アイリス駄目じゃないこの人は私達の新隊長なのよ」

「アイリスちゃん俺の名前は大神一郎ていいますよろしく」


そして、アイリスと分かれた後さくらと大神は、マリアと、女装している直哉とであった。


「貴方が大神一郎少尉ですか、支配人はこの部屋にいます。さあ行くわよ」

マリアに言われ、直哉は頷いて、マリアの後を、追いかけて行った。


そして、さくらは、大神が支配人室に入るのを確認すると、慌てて自室に戻り、直哉に事情を聞くさくらだった。



 
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