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千年の魂.

作者:風雅 迅
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第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
  第二十一話《ナイト←→ライト》

 
前書き
千魂TIME!!!

ロストアビリティー・・・目を合わせた者からナイトスキルを取り除く能力もしくは、それを所持している者の総称。
ソウルナイトは、一般的にナイトスキルを奪われると、突然の身体の変化に耐えれずに気絶する。しかし、リンカーンや校長くらいの基礎的な強さがあれば、気絶はしない。

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リンカーン「?次回予告と話の題が違う?知らねぇなそんなことHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」

どうも、こんにちは、風雅 迅です、今回は、謝罪に出てきました。お気づきでしょうが、題名が予告と違います。
それだけですが、もしも、あの題を見て楽しみにしていた方がいたならすいません!次回こそ、あの題でいけると思うのでご了承ください!

では、本編へどうぞ! 

 
「ちょくせつあうのははじめてですが、あなたのことはしっていますよ?もうひとりの“風雅 迅”--------“風魔 汛”」

それを、聞いて風魔は、少し笑った。

「なんだ、知ってたのか?」

夜神は頷く

「ええ、そんなことより、これはいったいどういうことですか?こんなことをしたら、あなたたち邪襲もとんでもないひがいをこうむるはずですが?」

風魔は、笑ったまま言った。

「いいんだよ、邪襲とかそんなもんは。ここだけの話、俺、邪襲を利用してるだけだからな」

それを聞いて夜神は、風魔の後ろに回りこんだ。

「そうですか、あなたのことは、きょうみないですが、これいじょうここをあらすのならば、この時空艦ごとちりにしますよ?」

風魔は少し黙った後、ため息をつくと言った。

「分かったよ、そんじゃ、一つ頼んでもいいか?もちろん、報酬はある。邪襲の上の方に関する情報だ」

その瞬間、夜神の目つきが変わった。




* * *




----貫の家----

「ライト!おいっ!目を開けろ!」

ナイトは、意識を失ったライトを抱えながら、必死にライトの名を呼んでいる。
そして、同時にライトの目を覚ます方法を考えている。

「ちくしょう!」

ナイトは、そう叫びながら地面に拳を叩きつける。そうやって、ナイトが目の前の事実に絶望していると、上から優しい光が射した。

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAどうした?少年!お前が、真っ先に逃げ出すとはらしくないな?」

そこには、ナイトスキルを奪われ気絶した迅、カイン、貫、空音、龍明、魁斗、風刹を根性で抱えたリンカーンが空から降りてきていた。

ナイトは、リンカーンの問いに口ごもる。
そこに、リンカーンが再び口を開く。

「HAHAHAHAHAHAHAHAまさか、お前、実は、相当のシスコンだったりすんの?」

リンカーンが少しからかうが、ナイトは、深刻な顔のまま話そうとし無い。
リンカーンも、それを見てかなりヤバイ状況なのだと、若干遅い気もするが理解した。
そして、笑うのはやめ無いが、リンカーンなりに真剣にナイトに言った。

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAなぁ、少年、もしよかったらなんでそこまで焦っているのか、教えてくれないか?あと、なんでライトとも、あろう者がナイトスキルを抜かれたくらいで気絶したのかも知りたいな」

ナイトは、それを聞いて少し考えていたようだが、ライトを優しく寝かせ、リンカーンの方を見て言った。

「分かった、聞いたら分かると思うが、あまり、時間がない。手短に話す。あと、2度話す時間も、もったいない。先に、迅たちを起こしてくれないか?」

リンカーンは、それを聞くと頷き、迅達の方に寄った。

「さて、と」

そう言うと、リンカーンは、迅たちを持ち上げる、そして--------------------

「海へ!!!ポーーーーーーーーイ!!!HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」

ナイトは、それを見て目を丸める。

「いや、何してんだお前!」

リンカーンは、ウエットスーツに着替えながらナイトに言った。

「なに、簡単さ少年!こうやりゃ手っ取り早く奴らの目が覚める」

「いや、一つ間違えたら、全員溺れて、永眠だよ!!!」

ナイトのそんな叫びを聞きながらも、リンカーンは、笑いながら海へと飛び込んだ。

「2億9999万56番、リンカーン!行きます!!!とうっ!」

まるで、高飛び込みの選手のように。
リンカーンは、激しく回転(錐揉み)しながらも、腹から思いきり海へ叩きつけられた。

バシイィィィィィィィィィィィィィイイン!!!

落下の勢いで、海上には、10メートルはあるであろう、水の柱が上がった。
普通の者だったら、この時点でバラバラだが、リンカーンは、クレイジーに頑丈なので、おそらく無傷だ。


少し待つと、再び水の柱が上がった。

バシイィィィィィィィィィィィィィイイン!!!

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA全員救出!!!」

リンカーンは、全員を海からあげると、自分も地上に着地する。

そこに、目を覚ました迅が言った。

「『全員救出!!!』じゃ、ねぇよ!死にかけたわ!!!」

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA気にすんなって!そんなことよりも、今は、ナイトの話を聞け!時間がない!」

俺は、リンカーンの顔からそんなに真面目な空気ではないような気がしていたが、ナイトの顔を見た瞬間、何か、相当の事態なのだろうと考えた。

「一体何が」

俺のその言葉に、促され、ナイトは、一度頷くと話し出した。

「先ほども、言った通り時間がない、率直に言う」

すると、ナイトは、いっそう、真面目な顔になり、俺の目をみて言った。

「このままじゃ、ライトは後、1日ほどで死ぬ」

リンカーンを除く一同は、その言葉に絶句する。
少し、間が空いたが、ナイトは、再び続きを話し出す。

「簡単に話すが、ライトは以前に一度死にかけたことがあるんだ、時期的には、お前らがコックローチと過去で戦っていた(第5章)くらいの時だったな。」

貫は、こういう場面でも、突っ込みどころを逃さない。

「いや、ルビに悪意を感じるんだけど⁉︎」

しかし、時間がないため、貫の突っ込みは、なかったことにされ、ナイトが話を続ける。

「俺は、その時、神様の協力によってなんとかライトの命を繋いだ、俺の能力の半分をライトに渡し、命を共有することによってな」

俺は、その言葉が理解できず繰り返す。

「能力の半分を渡す?命の共有?」

ナイトは、迅たちが、簡単に理解できないだろうと察していたのだろう。表情一つ変えることなく、説明する。

「あぁ、そうだ、俺は過去にライトを救うため、神様の《術分化(detach ability)》と言う力で、ライトの命を救っている。そして、《ディタッチアビリティー》ってのは、天界の上級能力者でも、使えるものが少ない蘇生術だ。俺も、それが使えるわけじゃないから、詳しいことは分からんが、神様が言うには、一方のナイトスキルをもう一方の者に与えることで、2人の命を共有しその命を繋ぐというものらしい。」

そこで、カインがナイトに尋ねる。

「ナイトスキルを与えるって、そんなら、ナイトはナイトスキルが使えないんじゃねぇのか?」

ナイトは、首をかるく振って応える。

「いや、普通のソウルナイトならば、そうなるが、俺は、二重巧知者と言って、以前は能力を二つ持っていた。だから、片方の能力をライトに分けたが無能力状態にはならなかったのさ」

リンカーン、風刹、ナイトを除く一同は、二重巧知者という初めて聞く単語に反応する。
貫がそれについて尋ねる。

「二重巧知者?そんなやつがいたのか?聞いたことなかったんだが」

ナイトは、応える。

「あぁ、この時代じゃ少ないだろうが、未来や天界には、それなりにいるな」

そこで、ナイトは、気がついたように言った。

「あっ、身近なところにいるじゃん、二重巧知者」

そして、俺を指差す。
俺は、自覚がなく「え?」と声を漏らす。

「迅は、普段は、風のナイトスキル《スカイブレイブ》を発動させているが、ここ一番の時に使う、《ギャラクシーイリュージョン》、あれは、二重巧知と言っていいな」

俺は、なぜか驚いた表情でいた。

「そ、そうなのか」

そして、ナイトは、話を続ける。

「そんで、ここからが大切だ。俺は、このままじゃライトが死ぬと言ったな、そう、《ディタッチアビリティー》には、二つ弱点がある。能力の提供者が死ねば、能力を分けられた者も死ぬということ、そして------------能力がなければ、生きられない。」

俺は、その言葉の重みで、唾を飲み込む。

そして、そこに風刹が言った。

「なるほど、それで、早く能力を取り返さなければってことだな?」

ナイトは頷く

「しかし、俺は能力を取られてないからいいが、お前らが、また、邪襲の時空艦に戻るのは危険だ。
俺一人で、乗り込むこともできるが、俺では、あの《ロストアビリティー》は倒せないだろう。」

そこまで、言ってナイトは、黙る。
なす術がなく、悩んでいるのだろう。その時、クレイジーティーチャー--------リンカーンが高らかに笑った。

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA
どうやらお困りのようだね!少年たちよ!!!」

俺は、耳を塞ぎながらも、リンカーンに言った。

「突然なんだよ!うるせぇな!!!」

リンカーンは、その言葉を物ともせず笑いながら、ある者を取り出した。

「HAHAHAHAHAHAHAHAそんなこと言ってていいのかな?」

リンカーンが取り出したものは、雑誌だった。表紙には、白衣を着た、名医とは程遠い印象の医師が、どこかで見たうざさMAXの笑顔で注射器を持って写っており、その上には、〈世界の名医〉という見出しがある。
すると俺は、不思議なことに身体が異様に汗をかいているのに気がついた。なんだか、嫌な予感がしたが、このままでも仕方ないので、思い切ってリンカーンに尋ねる。

「この医師ってもしかして----------------------------」

リンカーンが俺の言葉を切って言った。

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA俺の、弟だ!!!!!!」

その瞬間の、一同は、それを受け入れることができずに、絶望していた。

「終わった、こんなやつが増えたらいよいよ、【千魂】は消される」
「作者!今からでもいい!考えなおせ!!!」

届かぬ願いであった。

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA
本題に戻るぞ?こいつ、俺の弟で、ミンカーンって言うんだが、なかなか、すごいやつでな、《神の医師(ゴッドクター)》と言って医師のナイトスキルを使うソウルナイトなんだ。もちろん、ゴッドクターという、ナイトスキルの名前は、ミンカーンが勝手につけた名前だ。俺が、センスねぇなと言ったら、「センスがないのがセンスなんだよ!」と言ってたなHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA
HAHAHAHAHAHAHAHA
ま、そんなのはどうでもいいとして、こいつなら、多分、ナイトスキルを再起させることができる薬とか持ってんじゃねぇかと思ってな!
どうだ?少年!!!邪襲のとこに行くよりゃかなり安全だと思うが?」

ナイトは、その言葉を聞くとライトを抱えて、リンカーンに応えを言おうとした。
しかし、その時------------

ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!

貫の家に邪襲のしたっぱたちが攻めてきた。
ナイトスキルが使えない俺たちは、焦る。

「やっ!やばい!」

それでも、やらなければいけないのは分かる。俺とカインは、剣。空音は刀。魁斗はスナイパーライフル。貫と風刹は素手。龍明は寝て。邪襲に立ち向かおうとする。

「いや、龍明戦えぇぇぇぇぇ!」

俺が、そういいながら邪襲に突っ込む、しかし、ナイトによってそれは、阻まれる。

「なっ!どうしたナイト」

ナイトは、邪襲のしたっぱに一発盛大な蹴りをお見舞いし、吹き飛ばすとライトを迅におぶらせて、言った。

「ナイトスキルのない、お前らが戦っても時間の無駄だ、お前らは、さっさとミンカーンのとこに行け!!」

俺は、ナイトの目を見て分かった。
ナイトは、俺たちを信用している、必ず、ライトを救うと。

俺は、ナイトに頷くと、ナイトが邪襲のしたっぱをふき飛ばしてできた道を、走り、ミンカーンの元に向かおうとする。

ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA
さてと!道案内なら任せな少年!!!」

リンカーンが、あっと言う間に、俺の前方に出る。
そして、後ろを見ると、ナイト以外の全員が無事についてきている。

それを見て、迅は言った。

「っしゃあ!絶対、ライトを救うぞ!」

「「「「「「おう!!!」」」」」」

「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」

「お前は、うるせぇ!!!」




* * *




----4000年----

惑星-サリメス-


周りでは、常に電子機器が放電していて、地面は薄暗く光っている。一言で言うなら《壊れた電脳世界》その中に青いローブの男はいた。

「ちっ、やっと終わったか--------」

そう言うと、男は、メガネのフレームに触れた。
その瞬間、メガネのレンズに映像が流れる
そこには、同じようにメガネのようなものをかけた紫のローブを着た男がいた。

そして、メガネから音声が流れた。

「ったく、お前は、いつまで呑気にやってんだよ、、、」

その、言葉に青ローブは答えた。

「さぁな」

すると、疲れた声がメガネから流れる。

「ったく、--------からは、あと一週間くらいで終わるって聞いてたんだが?」

青ローブは、にやけて言った。

「まぁ、いろいろあってな」

再び、メガネから音声が流れる。

「いろいろって、どうせ、また寄り道したり、昼寝したりしてたんだろ?前も、--------から一週間って聞いて長いなとは思ったが、あいつが『どうせ、遊びの時間込みだろ?』って言うから納得したんだ」

青ローブは、あくびすると、言った。

「うるせぇな、どうせ--------も今頃、寝てるって」

少し大きな声がメガネから流れる。

「いや、そういう問題じゃねぇだろ!だいたいお前らは、だ------------」

ピッ!

青ローブは、メガネのフレームに触る。その瞬間、レンズに写っていた紫ローブは消えた。

「はぁ、あいつは変わんねぇな、昔から」

すると、青ローブは、周りを見回すと、ため息をつく。

「ここじゃ寝れねぇな」

青ローブは、そういうと、宙に浮き、次の瞬間------------。

「よっ!」

ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!

------------その場を破壊し消えた。
 
 

 
後書き
To be continued...

リンカーンの弟、ミンカーン、いったいどうなる⁉︎

次回《僕が私で私が僕でアホはアホ》

次回こそは、絶対この題で、できるはずです!

今回も、ご愛読ありがとうございます!もしよかったら評価、感想をお願いします!! 
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