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大統領の日常

作者:騎士猫
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本編
  第二十三話 意外と近くにいる

 
前書き
早めに投稿できた。っただし2300字と少な目。(しょうがないね)
新しいキャラの登場です(まだ名前だけ)

感想などお願いします。
 

 
西暦2115年 10月 22日
クリッツェ中将


港に帰港すると、すぐに駆逐艦ローチェンスに向かった。そこに例の女性が監禁されているのだ。

艦内に入ると艦長が案内をしてくれた。
「ここです」
そういうと艦長はそこにいた兵士に鍵を外させて、扉を開けた。

・・本当にガルメチアス帝国の兵士なのか?
見たところまだ成人していないように見えるが・・・
今はドイツ風の服装ではなく予備の海軍軍服を着ている。
さて・・・来たはいいものの意識が戻らないのでは話のしようがない。
まぁ今回はどういう者か見るだけで終わるか。
艦長に港の軍病院に移すように伝えるとローチェンスから退艦して司令部に向かった。

今回の戦闘についての報告。それと彼女についての報告もしなければならない。

「今日は徹夜になりそうだ・・・」


西暦2115年 10月 23日
ペルシャール・ミースト


なんか久しぶりな気がするのは気のせいだろうか。なにが久しぶりなのかはわからないが、ただ何となく、なんとなく久しぶりな気がする。

いまおれがいるのは元大統領館の鎮守府である。
つまり俺がいる部屋には大量の艦娘がいる。恐らく10人以上はいるだろう。おおすぎぃ!
今日は長門を含む主要メンバーが海軍第五艦隊と演習のために出払っているので今いるのは重巡や軽巡、駆逐艦がほとんどだ。あとは金剛と榛名。
ちなみに潜水艦はいない。そもそも旧大日本帝国海軍の潜水艦は作っていないので当然ではある。
余談だが、旧大日本帝国の艦艇のみで構成されている第二艦隊は、艦艇がすべていなくなってしまったので、現在は休業中だそうだ。開発部の話では、今度はドイツイタリアの軍艦を復元して混成艦隊を作ろうと企んでるとか企んでないとか。

「暇だな・・・」
いつもは書類の山が4つはあるんだが、今日に限って書類がめっちゃ少なかったのでとても暇である。
てかこれが普通なのだが俺にとっては書類の山に埋もれてるのが普通だったりする。
ある意味考えると大統領が書類に埋もれてるってやばいよな。こう椅子に座ってたまに来る部下の報告を聞いて指示するのが一般的だろう。(たぶん)
合衆国大統領とかにでも聞いてみたいもんだ。

そう考えていると扉が開き、ティレーナさんが入ってきた。
「何かあったのか?」
「書類です」
「そうか、そこにおいておいてくれ」
「はい」

さてと、はじめますか。

まずはえーと、ラブレンチヤ方面のエヌルミノで戦闘があったと・・・参加兵力は敵軍は飛空艦隊750隻・・・え・・?ラブレンチヤ方面の飛空艦隊全部ってこと?まじで?たいしてこちらは守備艦隊150隻・・・
この時点で詰んでる件について。
地上部隊は敵が50師団・・え?50師団?
確かここ工業地帯がある場所だよな。うわぁ大丈夫なんかな・・・
内容見てみるか。
まず、哨戒部隊が敵艦隊と遭遇し、戦闘。駆逐艦ユキカゼを除いて全滅。
次の日に基地に帰還していろいろやったと。
その二日後に敵艦隊750隻が基地周辺に到達。戦闘状態に突入。数で劣勢であったが地上部隊は細い山道や渓谷を有効に活用して敵を押し戻すことに成功。しかし飛空艦隊は包囲されて一部の敵艦隊が地上攻撃を開始。直ぐに撤退を始めたが結局基地周辺まで撤退できたのは68900人。飛空艦隊も63隻にまで減少。
次の日に補給を終えたガルメチアス軍が再び攻勢をかけて飛空艦隊は防御に徹して時間を稼ぐ。地上部隊も昨日同様、地形を生かした防衛線を展開。
そしてまた次の日に援軍が到着。敵旗艦を撃沈し、撤退できた艦艇は50隻程度。地上部隊も半数を殲滅。
こちらは艦艇139隻。地上部隊は10万6060人の損害か・・・大勝利じゃないですかヤダー。
援軍の到着が速いな。部隊名は・・・第三独立艦隊・・え?かっこ?

・・・ファッ「シュワルツ・ランツェンレイター」!??
え??まぁまてきっと銀英伝好きな指揮官がつけただけに違いない。(現実逃避)
きっとそうだ。

指揮官:フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト少将

マジかよ・・・
あの破壊する呼吸衝動の突撃ビッテンがこの世界にも参上しちゃったの?
まぁそりゃあシェーンコップとかハイドリヒがいるからわからなくもないけどさ。てことはもしかしたら他にも俺G知らないだけでいるかも?

・・・調べてみるか。

まずは金髪・・・・なし。ガルメチアス帝国にいませんように。いたとしてもただのシスコンでありますように。

赤毛・・・なし。やさ男いないんか。

非常勤参謀・・・・なし。チッ奴がいれば楽なのに・・・

帝国の双璧・・・なし女たらしが二人にならなくてよかった。疾風いてほしかったな。どうしてあんなに速
        く移動できるのか聞いてみたい。

義眼・・・なし(ほっ)。こういうキャラはハイドリヒだけで十分だ・・(二人いた時どうなるのか気になるけど・・)

芸術家提督・・・なし。

撃墜王・・・なし。

鉄壁・・・なし。

首つり・・・なし。

食うために軍人になった人・・・なし。ガルメチアス帝国にいそうな希ガス・・・貴族だしね。

射撃の名人・・・なし。

義手・・・なし。

ロリコン・・・なし。いたら憲兵隊を任せたかったな。

スイングバイした人・・・なし。

ミンチメーカー・・・なし。うちにもいるんでいいです(迫真

理屈倒れ・・・なし。いらない(確信

自称革命家提督・・・なし。もしかしたらジャーナリスト?・・・やっぱいない。

生きた航路図・・・なし。

同盟版ビッテン・・・なし。

730年マフィア・・・なし。

呼吸する軍事博物館・・・なし。

パン屋の2代目・・・なし。

ジャガイモ士官・・・なし。このキャラはディーフ・フルストだけでいい。(兵士の士気下がるし・・)

肥満元帥・・・なし。いなくていいよ。あんな無能・・・若いころは優秀だったみたいだけど・・

社長・・・なし。アイドルネタやってもらいたかったな。

パイプに飛ばされて死んだ人・・・いない。

艦隊司令官なのにウワッの一言で死んだ人・・・いない。

国防委員長・・・政治家一覧で調べてみるか・・・なし。よっしゃ!

主要な軍人は調べたよな。なんか調べ忘れてるような・・・

あ・・・沈黙提督忘れてた・・・

検索「エルンスト・フォン・アイゼナッハ」っと・・・・

・・いた・・・・

・・・・完璧にこれアイゼナッハだわ・・・今の所属は・・・第一艦隊第二分艦隊司令官・・・って・・・え?・・・

え・・・まじかよ・・・第一艦隊っていま首都にいるよな。まぁ首都防衛艦隊だからあたりまえだけど・・・

・・・行ってみるか・・・

まず、シェーンコップに護衛の手配して、ティレーナさんに連絡して、艦娘たちに伝えて・・・よし。

いざ第一軍港へ。

 
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