暁 〜小説投稿サイト〜
MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第二十話
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た力だけどな)

元々この世界の人間ではないからな。転生させられただけだからね。
チート能力付きで。まあ、感謝してるけどね。

「不動閣下。帝都城が見えて来ました」

前方にバカみたいにデカイ城が見えてきた。

「ああ、そうだな。あと、どれくらいだ?」

「15分程で着きます」

「そうか。分かった」

そう返事をして再び窓の外を見る。
暫くすると、車が止まる。運転手が窓を開ける。

「身分証と通行許可書を提示してください」

「ああ、これだ」

「はい。確かに。後ろの方の確認をさせてください」

窓を開けると、銃を持った兵士が居た。どうやら、入口前の検問のようだ。

「身分証をお願いします」

「ああ、分かった」

ポケットから、身分証を取りだし兵士に渡す。

「はい。失礼します。不動准悠斗准将ですね。あれ?」

身分証を受け取った兵士が固まる。なにか不備があったか?

「おい、どうかしたのか?」

他の兵士が近づいて来る。

「ん?なにか不備があったか?」

「し、失礼しました!メビウスの不動准将とは知らずに、身分証を提示させてしまうとは、申し訳ありません!」

身分証を、受け取った兵士がいきなり敬礼して、そんなことを言ってきた。
俺は、そんなに有名人なのか?←お前が気づいてないだけだ!(神様)

ん?なんか電波を拾ったような?まあいいか。

「行っていいか?」

「は!構いません!身分証をお返しします!」

兵士から身分証を受け取りポケットに入れる。

「出してくれ」

「はい。かしこまりました」

運転手にそう言って、車を発信させて帝都城の中に入れるのだった。




悠斗sideout



真耶side



今日はひさしぶりに空が晴れた。異常気象による台風が近づいてるとは思えない位、綺麗な青空が広がっている。
私は今帝都城にいる。今日悠陽殿下に謁見する、不動悠斗を待っている。あやつが、帝都城に来るのは8年振りだ。

(フフフ。今思い出すと、あの時は本当に早まった事を言ったな。いくら決まった事とはいえ、納得など出来なかったからな。まあ、そのおかげで悠斗と結婚の約束ができたんだがな)

そう。あの日は、今日の様に良く晴れた天気だったな。


1990年のある日。

今日は悠斗が国連軍に入隊する為に、家を発つ日だ。私と真那と唯依の3人で不動家に押しかけて行ったんだ。

「不動のおじ様、お久しぶりです。悠斗はいますか?」

「おお!真耶ちゃん、真那ちゃん、唯依ちゃんじゃないか。悠斗なら、部屋で身支度しているよ」

私達を出迎えてくれたのは、悠斗の父上である不動元少将だった。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ