暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第32話 模擬戦
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だね。剣道では負け続きだったけど今回は勝たせてもらうよ!」

ギギギギギギギギギギギギギン!!

 その言葉とともに高速で私と祐斗は刀と剣を斬り結ぶ。前から思ってたけど祐斗の剣はなかなか速くて変幻自在ね。私同様かなり努力した事が伺えるわ。そういえば剣はあの有名な新選組一番隊隊長の沖田総司に習ったんだっけ? それに本人の才能もあるかな? やっぱりいい剣士ね。…………でもまだまだ粗い!

「足元がお留守よ!」

ズパンッ!

「うわっ!?」

 私は一瞬の隙を突いて足払いを掛け、祐斗の体制を崩す。そして

ドゴンッ!!

「ぐはぁ!」

 渾身の回し蹴りが祐斗の腹に決まり、祐斗はそのまま吹き飛び地面に落ちて土埃をあげた。その瞬間

ドガガガガガガガガガガッ!!

 上空から多数の火球や氷の矢、雷に水流が降り注いできた。私はその場で思いっきり跳び、それを一気に回避する。そして離れた場所に着地しようとした瞬間

魔剣創造(ソード・バース)!!」

ザンッ!!

 って着地地点に大量の刀剣が! しかも表面がバチバチ言ってる! あれって触れたら絶対ヤバイよね!?

 私は腰に挿していた鞘を抜き放ち帯電している剣の腹を打ってなんとか体の軌道をずらして避け、翼を拡げて低空を滑空しギリギリ剣が生えていない場所に着地、そこからさらに跳んでなんとか安全地帯まで退避した。っていうか剣を避けてる間も朱乃さんの攻撃が降ってきてちょっと危なかったわ。長年一緒に悪魔やってるだけあってコンビネーションは抜群ね。今のはちょっと危なかったかも。それに随分距離が空いちゃったし完全に仕切り直しね。じゃあ……

「体も温まってきたことだしそろそろ本気で行きますか!」







   ☆







 僕は火織さんの言葉に戦慄した。僕も、そしておそらく朱乃さんも間違いなく本気で火織さんに勝ちに行っていた。にも関わらず火織さんはすべての攻撃をかいくぐり、しかもそれでもまだ彼女は本気でなかったという。信じられない、いや、信じたくない。けれどそう思うのとは裏腹に納得してしまっている自分もいる。彼女はまだ本気を出していないと。なぜなら彼女はまだあの刀の能力を使っていない。

 彼女はあの刀を自分の創る氷結系の魔剣の中で最強の魔剣だと言っていた。僕も氷結系の魔剣は作れるけど、僕のものは触れたものを凍らせる、もしくは剣の周囲の温度を低下させ、剣に近い部分をほんの少しだけ凍らせる程度。足元を凍らせて足止めするなど、不意打ちにしか使えずはっきり言ってフェニックス相手にはさほど役に立つとは思えない。にも関わらず彼女の創る魔剣はフェニックスに対抗しうるという。一体どれほどの力を持っていると言うんだ。

「祐斗く
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