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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第25話 甲冑少女と赤龍帝
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あそこは本人たちにおじさんたちを説得させるべきだったんですよ」

「そう、そういうことだったの。じゃあ今日のことも……」

「ええ、部長はイッセーのことを1人の男性として好きなわけではないですよね? なのにあんな誘惑まがいなことをしたら……そりゃ本気で恋してるあの娘たちは怒りますよ」

「……そうね、彼女たち本気でイッセーに恋してるものね。私の考えが足りなかったわ。それに……」

「? どうかしたんですか?」

「いえ、ね。打算もあったのよ。ほら、イッセーって女性の胸が大好きでしょ? だからああすれば触ろうとしてくると思って、そこで条件をのんだら触らせてあげるって言うつもりだったのよ」

「条件、ですか?」

「ええ、彼にはもうちょっと契約を取る時に努力してほしかったから」

「……あれ? イッセーって今のところ順調に契約取れてませんでしたっけ? 確か固定客も付いているって……」

「ええ、確かに契約は取ってくるのだけれど……その取り方が問題なのよ」







   ☆







「問題……ですか?」

「ええ、そうよ」

 保健室で目が覚めた後、もう放課後になっていたので、そこにいて何やらもめていた黒姉やアーシアたちと一緒に部室に向かった。そこで保健室でのことを部長に聞こうとしたら俺の契約の取り方に問題があると言われたんだ。でも俺には心当たりが……まあ無いわけじゃない。っていうかあれしか考えられないんだけど……。

「ちなみに……どういった問題でしょうか」

 そう言うと部長は紙束を取り出しめくり始めた。あれは……俺の依頼主から回収したアンケート用紙?

「例えばあなたのお得意さんの中から挙げると……まずこのミルたんさん? この人と何回か契約してるわね?」

「は、はい。俺の初めての依頼主で魔法少女にしてくれと頼まれました。その時は龍巳の出す蛇を与えて不思議パワーを与えたんですが、それ以降もその蛇を何回か要求されまして……」

「そう、では次にこの砂戸太郎さん」

「はい、その人は大のSMクラブ好きで、でもあまりの気持ち悪さゆえにどこも出入り禁止にされたらしいです。それでどんな代価も払うから美人に足蹴にされてムチで打たれたいと要求されました」

「……で、どう解決したのかしら?」

「レイナーレに踏ませてムチで打たせました。レイナーレもボンテージに着替えるほどノリノリで、依頼主にも好評でした。もう何回も呼び出されては同じ契約をしています」

 実はレイナーレ、最初の一回以降はアーシアではなく俺の契約の方に龍巳と一緒に着いて来てるんだよ。理由はレイナーレがアーシアの使い魔ではなく俺の使い魔なのだから着いて行くならアーシアの方ではなく俺の方に
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