暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
18子守唄ーaffetto(優しく、優雅に)
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だったけどこの鎌はいいね!」

ter(3回繰り返す)。この音楽記号は今までのアリオーソだとアリオーソ自身が武器破壊の危険性があったがサウンド・デスサイズだと耐久値がほとんど減ってなかった。つまり…

「ソードスキル3連発か…もはやインチキだな…」

ということが出来るのだ。しかも武器自体の攻撃力上がってるし…どうしようもないくらい僕TUEEE!です。ありがとうございました。

「ひっく…えっぐ…ありがとう…ございました。」
「どういたしまして…って?」

ふと声の方を見ると12歳くらいだろうか?さっきの女の子が泣いていた。

「えっと…どうしたの?」
「ひ、軍の人達が『金をよこせ!』って…それで…ひっく。囲まれてたの…」

また女の子は泣き出しそうになっていた。あんな男の大人に囲まれていたんだ。怖かったに決まってる。僕は女の子の頭をなでてあげた。

「そっか…怖かったな。でもお兄ちゃんがいるからもう大丈夫だぜ?」
「本当に…?」
「ああ!…とそうだ!このあたりで教会ってないかい?探してるんだけど…僕今迷子でさ。」
「あ!そこに私住んでるの!連れてってあげようか?」

少し笑顔になって僕に話しかけてきた。

「おう!頼むよ!あ、ちなみに僕はスノードロップ!スノーって呼んで!君の名前は?」

女の子はこう答えた。

「私、クラリス!よろしくね!スノーお兄ちゃん!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ただいま〜!」

教会に着くとクラリスが元気よく挨拶をした。そうすると部屋の奥の方からこの教会の寮母さん?らしき人が出てきた。それにつられて何人かクラリスと同じくらいの子供達が出てきた。

「クラリス!おかえりなさい。帰るの遅かったけど…大丈夫だった?」
「軍の人にいじめられそうになったけど、ここにいるスノーお兄ちゃんが助けてくれたの!」

僕に話が振られたのでお辞儀する。

「スノードロップと言います。」
「クラリスを助けてくれてありがとうございます。この子はなかなか目立つのでよく軍に目をつけられるんです。」

確かにクラリスはかなりかわいい。金髪のロングヘアーにお人形さんのような顔立ち。まるでどこかのお嬢様のような感じで。確かに通りを歩いていたら目を付けられるだろう。

「あー…わかりますね。」

寮母さんと話してる間、クラリスが手振りで他の子供達に説明していた。

「スノーお兄ちゃんすごいんだよ!軍の四人組相手にあっと言う間に倒して!戦い終わったら大鎌をバトンのようにクルクル回して!すごいかっこよかったんだよ??」
「「「「すげー??」」」」
「スノーお兄ちゃんは私のヒーローなんだ!」

えっへんとクラリスは胸を張
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