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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ANSURについて。その3♪〜byアンスール〜
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イヴィリシリア・レアーナ・アースガルドの固有魔術を紹介するわ」
ルシル
「イヴ義姉様・・・」そろりそろり
イヴ
「どこへ行こうとしているの? あなたも手伝って」
ルシル
「・・・はい・・・」
――瞬風――
イヴ
「足元に発生させた風に乗ることで高速移動を可能とする補助術式・瞬風。
高速移動と言っても後述の疾風や神風には遥かに劣るわね〜」
ルシル
「その分、滑らかな移動が可能ですよね、イヴ義姉様。イヴ義姉様から学んで組み上げたコード・ヤエルを使うと良く判ります」
イヴ
「ええ、まぁそうよね。足が地に付いていないから摩擦による無駄な減速が無い。その代わり制動の難易度が高いのだけれど、私は問題無く、ルシルも問題が・・・無い――というより使ってないじゃない」
ルシル
「陸戦はやはりどうも。やはり私は空戦タイプですから」
イヴ
「そうやってまた陸戦を疎かにしようとする。・・・・うん、良い機会だわ。ちょっと揉んであげる。ヤエルを発動なさいルシル」
ルシル
「(これは言う事を聴かないともっと酷い目に遭いそうだ。仕方ない)どうぞ手加減の程よろしくお願いします、イヴ義姉様」
イヴ
「もちろん。では、早速始めましょうか。ヤエルのみで私を捕まえてごらんなさい」
〜〜三十分後〜〜
ルシル
「あはは♪」
イヴ
「うふふ♪」
ルシル
「待て待て〜〜〜☆」
イヴ
「捕まえてごらんなさ〜〜い?」
〜〜一時間後〜〜
ルシル
「・・・・・・やってられっか、もうッ!!」
イヴ
「あら? 一時間そこらで根を上げるなんて。・・・ルシル。あなた、少し根性が無くなったんじゃないの?」
ルシル
「延々と捕まえる事が出来ないイヴ義姉様を追いかける私の身にもなって下さいッ! イジメですかっ? 罰ゲームですかっ? 拷問ですかっ?」
イヴ
「そこまで言わなくてもいいじゃない。お姉ちゃん、悲しいわ」
ルシル
「ぅぐ・・・。その、ごめんなさいイヴ義姉様」
イヴ
「よろしい。それでは次に行きましょう。後がつかえていることですし」
――風査――
イヴ
「風査は、屋内においては抜群の効果を発揮する探査術式よ。最大直径10km範囲内の大気を操作し己に集束させ、風が運んできたあるべきではないイレギュラーの匂いや魔力を感知、そこからイレギュラーがどこに居るかなどを判別するの」
ルシル
「イヴ義姉様の風査に引っ掛かればもう逃げられない。瞬時にイヴ義姉様の接近を許し、成す術なく討たれる。
幼少の頃、よくゼフィ姉様達とよくやった隠れ鬼でも使ってきたから、イヴ義姉様は不敗だった」
イヴ
「フフ。今思えば、私ってば一番の年上のお姉
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