暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜黒影の死神〜
『第十七話』〜アルフとの戦闘〜
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 拓斗side

 こんにちは、死神をやっています月詠拓斗です。
 ただいま俺は、かなりヤバい事になっております。
 それは……





「ジュエルシードを渡してください、お願いします」





 目の前にいるフェイトさんに鎌の形態になったデバイスを首に突き付けられていますです、ハイ。
 ホント、なんでこうなった。





 回想

 月村家での一件から数日経った放課後の帰り道、
 今日は家に置いてきたソウルが突然念話をしてきた。


[(拓斗)]

「(ソウル?どうした、もうすぐで家に着くが)」

[(ジュエルシードの反応をみつけた。まだ発動してないみたいだ)]

「(なるほど、わかった回収してから帰る。場所は?)」


 俺はソウルに反応のあった場所を聞くと案外近くの茂みの中にあった。


「こりゃ儲けもんだな」


 さて、このジュエルシードをどうするか……
 とりあえず持ち帰ってソウルで封印処理をするまではいい。
 問題はここからだ。候補として3つある。1つ、俺がしっかり保管する。2つ、封印して元の場所に戻す。3つ、バレ無いように高町orユーノに渡す。
 
 まず1つ目、安全性で言ったらまず間違いないだろう。ただ、何かの拍子にバレてしまう可能性が大で、そうすると非常にめんどくさいので保留。
 2つ目、これは論外だ。いくら封印したと言っても何をきっかけに封印が解けるわからない。もしそうなったらこの行動に意味がなくなる。
 最後に3つ目、これだと保存なども大丈夫だし、高町が回収するからそこも問題なし。
 懸念することは誰が封印したかがばれることだが、流石にないだろう。

 となるとやっぱり3つ目が安定かな……。

「すいません、その石を私に渡してください……」

「ん?」

 ジュエルシードをどうするか考えていると後ろから声をかけられ振り向くと黒い服を着た金髪美少女が金の魔力刃の鎌を俺に突き付けていた。
 はい間違いなくフェイト・テスタロッサさんです……。





 それで冒頭に戻る





「それを渡してください。お願いします」

 フェイトが俺に言い詰めてくる。
 クソ!ここにきてフェイトに会うかよ俺……。
 いや、焦るな俺! ジュエルシードを探してる時点で誰かに出会う可能性は考慮していた。いたって普通に。どこにでもいる一般人を装うんだ!


「これはおまえのなのか?」

「いえ、そういうわけでは……。でも私にはそれが必要なんです」

「必要とは?」

「それは……。言えません……」

「じゃあ駄目だ。もしかしたらこれの本当の持ち主が探しているかもしれない」


[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ