暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
come on let's dance
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俺は、日向秀樹はとある都市の中心部にいた。
何故そこにいるかって、ある奴に会いに行くためだ。
目的地まで歩いていると聞きなれない洋楽が聞こえてきて目的地が近いことを知り、それを聞きながら歩き目的地に近づくにつれ少し大きな広場が見えてくる。広場の中央を囲むように周りには見物人がいて、誰もが感心して輪の中央を夢中で見ている。
俺は見物人たちの隙間を通って先頭にでると自然と笑みがこぼれてしまった。
見物人の中央にいたのは金色の髪にバンダナをして目が隠れて、そして聞き取ることができないが聞こえる英語の単語の数々を発音良く口にしながら洋楽に合わせてキレのいいダンスを踊っている。
そいつは戦線一の謎を持つ男『TK』だった。
☆
俺がTKの居場所を知ったのはユイと付き合う前のことだ。
俺は暇な時よくネットで色々なことを調べたり動画を見たりしている(決して怪しいサイトじゃないぜ)そこでたまたまダンス関連の動画に行き着き一つの動画に目がいっちまった(だから怪しいサイトじゃないぜ)撮影された場所が俺の家からまぁまぁ近いから興味をそそられてしまってそれを見たが、そこには外人?なのか金髪の男が踊っていた、別に珍しい動画ではないがその男に何故か親近感というかいや仲間意識つう方が近く、前にどこかで会ったような気がしていた。
そして、記憶が戻ってからようやくあん時の違和感が分かった。
そりゃあ、あれほど長い時間を一緒に過ごした仲だ記憶がなくても、何かを感じたんだろうな。
それからは、音無が本格的に仲間を探すと言ったからちょうどいいと思い1人単独行動をとったわけだ。
単独行動する理由はTKとはやらなければならないことがあるからだ。
☆
ダンスが終わったらしくTKは見物人から拍手を浴びている。まだ拍手されるのに慣れてないらしいTKは表情にでていないが照れているらしく、証拠に指パッチンを連続で落ち着きなくパチンパチンしているその行動があっちの世界とは全く逆で面白すぎて目から涙がこぼれそうになっていたのを我慢した俺は見物人の中央に気合いをいれながら進みでる。
一気に見物人の目線は俺に向く、そりゃあよくわかんない奴が怪しい行動をとればそうなるわな。そんなことを考えながら気にせず俺はTKの前に立つ。TKは困惑しているらしく次は指パッチンじゃなくムーンウォークを連続している堪えきれず腹を抱えて笑ってしまった。(これで俺は変な奴決定だな)
「あの…僕に何か用があるんですか?」
見かけによらずほんとにこいつは日本語喋るとき雰囲気変わるよな。まぁ知らない奴が目の前にいたら誰でもそうなるかと思いつつ
「すごくかっこいいダンスだったな」
そう褒める
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