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インフィニット・ストラトスの世界に生まれて
ルームメイトは緑髪の眼鏡っ娘 その二
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れはそれで好きな人もいそうだが。
「アーサーさん。目がいやらしいことになってますわよ」

セシリアの表情はまるで汚らわしい物を見ているかのようだった。

「俺が他の女性を見ていたのが気にいらなかったのか? だったら、セシリアだけを見ているよ」

冗談のつもりだったのに、セシリアに思いっきりローキックを足にくらった俺は悶絶することになった。

第二アリーナのグラウンドで行われる、格闘と射撃を含む実践訓練の授業が始まって間もなく、まずは戦闘の実演をしてもらうことになり、織斑先生は専用機持ちなら始められるということで、セシリアと凰鈴音に声をかけた。
前に出ろと言われた二人は、ぶつぶつと何かを呟きながらやる気がなさそうな歩き方をしながら織斑先生のところまで進み出た。
そんな二人に織斑先生は近づき何かをささやく。
すると急にやる気を出し始めた。

「やはりイギリス代表候補生、わたくしセシリア・オルコットの出番ですわね!」

「まあ、実力を見せる機会よね! 専用機持ちの」

セシリアは見れば解るが、その隣にいるツインテール女子が中国代表候補生、一夏のセカンド幼なじみの凰鈴音か? って、あれ? 俺たちが自己紹介をしている時、後ろの席に座ってた気がするんだが。
ウチのクラスに凰鈴音までいるのか? ということは、クラス代表戦の時のゴーレムTとの戦いはどうやって解決したんだろうな。
なんか見たかった番組を見逃した気分になる。
それは諦めるにしても、まずいなあ……少しずつ自分の知っている原作知識とずれてきているぞ。
この世界の歴史の流れがまったく読めなくなってきた。
それにしても、セシリアと凰鈴音はやる気がみなぎっているな。
一夏のハーレム要員にとっての魔法の言葉を聞いたからだろうな。
『あいつにいいところを見せられるぞ』だったっけ?
いきなり必殺技ゲージがマックスって感じだろうな。
二人とも手からナントカ波とかナントカ砲とか出せるんじゃないか? 凰鈴音のISの名前なんてそれっぽい名前だし。
なかなか始まらない戦闘実演。
セシリアは自分の相手は凰鈴音なのかと言うと、それを聞いた凰鈴音は返り討ちよなんて言っている。
二人とも隣にいる人物が対戦相手だと思っているようだ。

「慌てるなバカども。対戦相手は――」


女の子が空から降ってくると思うか、こんな書き出しで始まる物語があった気がする。
今まさにそんな感じだ。
キィィィィィン――。
空気を切り裂く音と、ジェットエンジンのファンが高速で回転する様な金属音とが入り混じったような音が頭の中を駆け巡る。
アニメ版だと、ぴゅぅーとかいうコミカルな音だったんだが
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