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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter28「憤りと後悔」
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ルーテシアは両手を広げ足元に召喚のミッド式魔法陣を出す。

「我は乞う。小さき者、羽ばたく者、言の葉に応え、話が命を果たせ。召喚インゼクトツーク」

直後、ルーテシアの周囲に無数の小さな銀色の虫が現れる。

「ミッション、オブジェクトコントロール……いってらっしゃい。気を付けてね」

そう彼女が虫達に話し、虫達は光り、四方に飛び立つ。

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ホテル周辺で警戒を敷く、キャロのケリュケイオンが反応を示す。

「あっ!?」

「キャロ、どうしたの?」

「近くで、誰かが召喚を使ってる」

エリオの問いに答えるキャロ。それとほぼ同時に、現場指揮担当のシャマルから通信が入る。

『クラールヴィントのセンサーにも反応!だけど、この魔力反応って……』

『お、大きい……』

シャマルの通信に管制のシャーリーも入る。また魔力反応を探知して直ぐに、ガジェットの動きが急激に変わり状況が変わる。
動きが変わったガジェットはシグナム達の攻撃にすら対応しはじめた事で、副隊長陣もガジェットの対
応を状況に適したものへと移行せざるおえなくなった。

「(ザフィーラはシグナムと合流して)」

「(心得た)」

念話で戦術の変更を確認し、副隊長陣はガジェット迎撃を再開する。


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闇が支配する研究施設で、アグスタで行われている戦闘をモニターで確認しているスカリエッティ。

「やはり素晴らしいね、彼女の能力は……」

『極小の召喚中による無機物自動操作……シュテーレ・ゲネゲン』

アグスタの戦況を映すモニターの横に映る女性……ウーノがルーテシアの能力を解説する。
その言葉にスカリエッティはうっすら微笑み、言葉を続ける。

「それも彼女の能力の一端に過ぎないがね」

『……それはそうと、ドクター?例の骨董品とはいったい、どういった物なのですか?』

「気になるかい?……フッフ、そうだね……“忘却されし世界”への道標の1つとでも言っておこうか」

『忘却されし世界……ですか?』

「そうだよ……そして私はあの世界をこの目で見てみたいんだよ!……それでウーノ。逃走した4番目は無事捕獲できたのかな?」

『申し訳ございません。現在妹達が捕獲作戦を実行中ですが、未だ何の連絡も入ってはいません』

その報告を受けたスカリエッティはやはりかと呟くと、新たに戦力を送る事にする。

「ウーノ。私の友人に連絡を入れてくれ。娘達に手を貸してほしいとね」

『あの男の事ですか?お言葉ですがドクター。彼が私達に手を貸すとは思えないのですが……』

「大丈夫だよ。彼も計画がこれ以上遅れる事は
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