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少年は魔人になるようです
第28話 一行は休憩に入るようです
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ってやるってよ!!」


メガロで初めて二人で出掛けた時、約束したんだよ。


――じゃあ約束な、エルザ!この戦争が終わったら、一緒に好きな所に行こうぜ!

――本当に好きな所で良いの?

――ああ、どこまででも連れてってやる!!


「そ、そんなの理由になってないじゃない!!

わたっ、妾は最早そなたの主でも、ましてや王族ですらない!!

妾は大戦を引き起こした『災厄の女王』じゃ!妾を助ける意味、なんて……

そんな私を助けて、貴方になんの得があるの!?」


それなのにこいつは訳の分かんねえ事をグダグダグダグダ言いやがって!!


「私の価値は、もうこの死にしか無いの!!

お願いだから―――(ゴズン!!)きゃうっ!?」


分からず屋のどたまに頭突きをかまして、俺の話を聞かせ―――

って、頭突きした分動きが止まったから魔獣がっっ!?


ズンッ!!!

と目の前にまで迫っていた魔獣の頭(ミミズみてえだから微妙)が

地面に叩きつけられたお陰で、そこを走り抜けられた。


「―――貸しだぞ。さっさと姫様落してこい。」


走り抜ける瞬間、あいつの言葉が聞こえる。余計な御世話だっつ――の!!

俺だってな――!!


「あんな風に別れられたんじゃ、気になってしょうがねーだろうが!!

言わなきゃ分かんねえなら言ってやるよ!!俺がエルザを助けんのは―――!!!」


谷がそこで終わり、バッ!!と空中に飛び出す。


「俺がお前を好きだからだよ!!ただそれだけだ!!!」

「……へ?///」

杖よ(メア・ウィルガ)。おいおい、気付いて無かったってーのか?」


杖を呼んで、エルザのアホ面を見ながら言う。

・・・俺、恋愛とか初めてで良く分かんなかったけど、

エルザには気付いて貰えるように、色々頑張ってたつもりだったんだがなぁ?


「傷つくぜ……。ったく、てゆーか何が民を救えだよ。

そんなのより、お前の方が大事に決まってんじゃねえか。」

「そんなのって……!あ。」


そんなのなんて言ったら怒るだろうと思ったから、先回りして杖に下ろす。


「で、エルザはどうなんだよ。俺の事どう思ってんだ?」

「私だ――ッ妾は王族、だから。元々自由が許される立場ではない。

それに、今は大罪人じゃ。民達の為にもそんな浮ついた――」

「っだーーーーー!!そーゆーのはいらねえんだよ!

お前はもう王族じゃねぇってさっき自分で言っただろうが!!」


エルザがなんか言ってるが、全部無視して喋り続ける。

・・・・別に、焦ってる訳じゃねぇぞ!!


「『災厄の女王』もさっ
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