暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第12話 魔人の復讐は失敗するようです
[2/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の彗星』。」


俺はアトロポスとジャッカルを、ノワールは3m以上ある槍剣を召喚し構える。


「恨みは無いが、邪魔するなら容赦はしない。……wish to god(神に祈りな)!!」

「……め、ね―――。…行きます!!!」

俺とノワールは、天使達に突っ込んで行った。


Side out


Side クルセウス


「「「「うわあああああああああああああああああああああああ!!!」」」」


一体、この場で何が起きている・・・・・?!

最強の天界軍が、たった二人の侵入者によって蹂躙されておる。

非力な人間と、裏切り者の手で!!!


「死ねええええええええ!!!」「はぁぁぁあああああ!!」

「『敵対天使の存在、消去(デリート)』!!!」


「ちぇりゃああああああああ!!」「おおおおおおお!!!」

「フッ!!はぁぁぁぁぁ!!」


ルシフェルの槍剣は美しい弧を描き、二人の天使を切り裂く。

――が、人間の攻撃を受けた天使は、文字通り『消えて』おる。

人間の正体不明の攻撃に天使達が逃げ惑っておる。

天使達が、百戦錬磨の天界軍の兵が、一人の人間の攻撃に怯えておるだと!?

此奴は一体何者だ?!人間では無いのか?!


「狼狽えるな!智天使隊!対魔王級用集束魔法、用意!!!」


指揮官により智天使隊――魔法主体で戦う天使――へ命令が出る。

逃げようとしておった天使達が隊列へ戻り、智天使達は集束を開始。

力天使――白兵戦主体の天使――達は陣を組み、詠唱中の智天使を守る。



「シュウ!あの攻撃は不味いわ!!何とかしないと!!」

「ハッハッハ、了解了解。」


本当になんなのだ、あの人間は?!

あの、伝説のルシフェルでさえ焦っている一撃に、

なぜあの様な態度が取れるのじゃ!?


「「「「「霊冥へと導く破邪の煌めきよ 我が声に耳を傾けたまえ
  
       聖なる祈り 永久(とわ)に紡がれん おお、光りあれ!

     その御名のもと この穢れた魂に裁きの光を降らせたまえ」」」」」

「ごめんな〜。別に撃たせても良いんだが………。」


詠唱の邪魔をする軌跡さえ見せずに、

人間はあの奇妙な剣を振り被る。


「目標、侵入者!!『神十字の断罪』(グランドクロス・ジャッジメント)、放―――!」

「連れの心臓に悪いからさ。『敵の準備中攻撃、消去(デリート)』!!」


軽く、剣を一閃させると、完成間近の集束魔法が、消された。


「―――な、なに!?」


指揮官の天使が、完成すると思っていた魔法が消えた事に、声を上
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ