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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第1章 月の涙編
第21話 命の恩人
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シ「ZZZ・・・」

いつの間にかシプは、泣きつかれたのか寝息をたててユモの膝の上で寝ていた。

ユ「闇ギルドの子でも、こうして見ると可愛いね。」

グ「だな。」

ユモがシプの頭を撫でながら言う。
そんなユモに、どのタイミングで聞いたらいいか分からなかった俺も、しばらくシプの事を見守っていたが、決心が付き口を開いた。

グ「なぁ、さっきの話・・・本当なのか?」

俺は恐る恐るユモに尋ねると、ユモは無言で頷いた。まずい事、聞いたな・・・

ユ「私の命の恩人は、グレイだからね。」

グ「え・・・?」

ユ「言ったでしょ?気を失っているところを助けてもらったって。」

そういえば、そうだったな・・・ん?そういえばあの時―――――、



ユ『お・・・兄、ちゃん・・・・・・』



あれはどうゆう意味だったんだ?
俺はユモに聞こうとしたが止めた。傷ついたりするかもしれねぇし。それに・・・ユモならいつか話してくれるはずだからな。

グ「戻るぞ。」

ユ「あ、うん。」

ユモは立ち上がって俺の後ろをついて来た。

ユ「ありがとう・・・グレイ。」

そんな声が聞こえた・・・ような気がした。
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