暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第1章 月の涙編
第21話 命の恩人
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


グ「クソっ。いちいち姿を消したり、めんどくさい奴だぜ。こっちも姿を消す事が出来たらいいのによ。」

ユ「こっちが・・・姿を・・・消す・・・それだぁーーーっ!」

グ「はっ?」

ユ「アイスメイク、氷霧(フリーズミスト)ッ!!」

辺りが氷霧で覆われる。

ユ「相手が姿や気配を消すなら、こっちは姿を隠す!やっぱり、グレイってすごいね。」

ドクンッと心臓がやけに大きく脈を打った。ヤ、ヤベぇ・・・体が、熱くなってきやがった。

ユ「グレイ?どうしたの?」

グ「な、何でもねェよ!//////////////」

ユ「?」

とにかく、今はバトルに集中だ。

シ「うわぁ〜、すごい霧。何にも見えない。あの人達、どこいっちゃったんだろう?」

よし!シプはこっちに気づいてないな。シプがだんだん近づいてくる。

グ「準備いいか、ユモ?」

ユ「いつでもOK!」

足音がだんだん近づいてきて、霧の中から薄っすらと小さな黒い影が見えたのと同時に、

グ&ユ「氷雪砲(アイス・キャノン)ッ!!」

シ「ウアァァアアァア!」

シプの悲鳴が木霊する。霧が晴れると目の前には傷だらけのシプが、()()()()()

グ「マ、マジかよ・・・」

だが、すぐに倒れてユモが慌てて支える。

シ「私は・・・負けられない。」

ユ「えっ?」

シ「シャインの、為にも・・・負けられない!」

グ「何でアイツの為なんだよ?ギルドマスターだからか?」

シプを支えながらユモと俺はその場に座り、俺はシプの体を氷で止血しながら問う。

シ「シャインは、4年前に火事で家も家族も、全てを無くした私を、ここまで育ててくれた命の恩人なのっ!そして、この闇ギルドを建てた。私は、シャイン為にも、ギルドの為にも、仲間の為にも、このギルドの一員として、負けられないのっ!」

俺とユモは黙ってシプの話に耳を傾けていた。
こんなちっせ〜のに、大変だったんだな、コイツも・・・

ユ「同じだね。」

シ「え・・・」

ユ「私もね、街も家族も無くして、路頭に迷って気を失ってたところを助けてもらって、妖精のの尻尾(フェアリーテイル)に加入したんだよ。」

ユモはどこか寂しそうな笑顔で話していた。

ユ「だから、シプも大丈夫だから。ね?」

シ「・・・う、ビエェェエェエエッ!」

シプの顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃだった。

*************************************************************************************************************


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ