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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―VS 光の意志―
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遊矢、ここは俺に任せて、君は行くべきところに行け」

「……何から何まで悪いな三沢。エド、この二枚とデッキ、斎王に返しといてくれ!」

 エドに俺の勝利の決定打となった二枚のカード、《アルカナティック・デスサイス》に《アルカナフォース0−THE FOOL》、そして光の結社の際の【天使族】デッキを渡す。

 エドは何も言わずにそれを受け取り、倒れ込んでいる斎王の元へ走っていった。
そして俺はその逆方向、この部屋の出口へと走っていくのだった……



「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ」

 走り続けていたからかすっかり息が上がっており、少々目的地の部屋のドアの前でしばし息を落ち着かせた。

 その目的地とはデュエル・アカデミア本校舎の保健室、俺も幾度となくお世話になった場所の、そのドアを開いた。

 そうして目に飛び込んで来るのは、保健室らしく白を貴重とした空間と……その色と対局に位置しているような鮮やかな金色の髪。

「……明日、香……!」

「……遊矢?」

 俺の名前を呼びながら近づいて来る彼女を見て、俺は彼女を救うことが出来たのだと確信した瞬間……闇のゲームのダメージが安心しきった肉体に襲いかかり、俺は見事に倒れ込んだのだった。

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