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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第七十二話 秘められる痛み   ★
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 待ち合わせの海鳴公園の到着するが、まだ誰も来ていないようだ。

 夜中という事もあり一般人の気配もないが念のため周囲に人払いの結界を張っておく。

 これで一般人は近づく事はない。

 その時結界を超えて近づいて来る者が二人。

 そちらに視線を向けると

「わざわざ悪いな、シグナム、シャマル」
「いや、私も聞きたい事があったからな。
 それよりそちらの方は」
「プレシア・テスタロッサよ」

 プレシアが名乗るとシグナムとシャマルの顔が僅かに歪む。

「テスタロッサ、フェイトの」
「母親よ」
「……許してくれとは言わない。
 だが、今はまだ待ってほしい」

 シグナムとシャマルが頭を下げる。

「一つだけ確認させてちょうだい。
 貴方達は本当にあの仮面の事は何も知らないの?」
「はい。申し訳ないんですが、何者なのか、何が目的で近づいて来るのか」
「そう。なら謝罪は必要ないわ」

 プレシアの言葉に目を丸くする二人。

「確かにフェイトが戦う事も母親としては心配よ。
 だけど士郎から貴方達の目的は聞いてるから気持ちはわかるのよ」

 シグナム達とプレシア。
 共に大切な者を取り戻すために、守るために世界を天秤にかけ、罪を背負う事を選んだゆえに理解できるのだろう。

「ただし、あの仮面は捕まえたら私の所に連れて来なさい。
 フェイトが一対一で戦っている中で背後からの不意打ちでリンカーコアを奪わせるなんてただじゃおかないわ」

 むしろ、プレシアが腹をたてているのはあの仮面らしい。

 フェイトとシグナムの戦いもバルディッシュが記録していた映像は見たらしいし、フェイトがシグナムをライバルのように思っているのもわかっているのだろう。

「さて、本題に入ろうか。
 今回、わざわざ来てもらったのは闇の書いや、夜天の書の真実について」
「「夜天の書?」」

 シグナムとシャマルが眼を丸くする中、静かに新たにわかった夜天の書の情報を話し始めた。


 話を進めていく内に表情を歪めていく二人。

「……これが全てだ」
「そんな……じゃあ、はやてちゃんは……」

 茫然とした表情で崩れ落ちるように座り込み、瞳から涙をあふれさせるシャマル。
 拳を握りしめ必死に耐えているシグナム。

「まだ手がないわけじゃない」

 茫然と涙を零すシャマルの涙を拭ってやり、髪をすく様に撫でる。

「……本当に、はやてちゃんを助ける事が出来るの?」
「ああ、まだ手は残されている」

 子供をあやすようにシャマルを落ち着かせるように撫で続ける。

 シグナムも目じりに浮かんだ涙を拭い

「どのような手か話してくれて」

 こちらを見つめる。
 それに頷き
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