暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第16話 理解不能です
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いリュウキはうっすらと笑っていた。
「オイラとしたら、普通にリューの笑っていル顔を見れるのハ良いんだガ……仲直りシタといって欲しイモノだヨ」
アルゴも、苦笑い。変にお互いに笑い合って、どこか滑稽にも感じていたそんな時だった。
部屋の扉の1つがガチャリ、と開いた。
「ふぁぁぁ………。どうも、ありがとう……、リュウキ、くん。とっても 気持ち良かった……」
それは浴室に通じる扉だ。
レイナが普通に出てきてそう言っていたのだ。流石に素っ裸と言うわけではないが、部屋着……なのだろうか?それでも薄着だった。バスタオルで髪を拭きながらゆっくりとこちらを向くレイナ。勿論レイナは、この場に他の誰かがいる事など夢にも思っていない。それもそうだ。このゲームの世界では、扉越しには音は大体はシャットされるから。
この世界で、ドアを透過する音は3つのみ。
1.叫び声
2.ノック
3.戦闘の効果音
その3つだ。
リュウキとアルゴはそれら3点において、何もしていない。言うならば、アルゴは入ってくる時にノックをしたが、それは リュウキがいた部屋のみであり、浴室まで届かないのだ。
……ただでさえ、彼女は風呂に感激し、悶えていたのだ。仮にその音が聞こえたとしても、その状態の彼女には伝わらないだろう。
「えっ…………」
「オ…………?」
レイナは勿論、なぜかアルゴも固まっていた。
「……ん?」
リュウキは、2人がどうして固まっているのか、それが判らない様だ。
――……ただ、レイナが浴室から出てきただけだろう?
確かにアルゴにはパーティを組んだと言う事を説明した訳じゃないが、別にどうでも良い情報だろう
、とリュウキはそう言わんばかりに2人を見ていたのだ。
だから、妙な空気が流れる前には普通に返事をしようとしたんだが。
「ハァ…… リューと言いキー坊と言い……。2人は変な所で似た者同士ダナ……。 リューもよろしくヤッテタという所カ?」
アルゴは
既視感
(
デジャビュ
)
を感じてしまった為、固まっていたようだ。だが、その言葉を訊いたリュウキは、ますます意味が判らなかった。
「……よろしく? ヤってる? それは いったい何の事だ? レイナとはパーティを組んだだけだが」
リュウキは首を傾げて、アルゴに聞いた。
「アッハハ〜。ソレはね〜」
初心
(
ウブ
)
なリュウキを見てアルゴは、薄ら笑うと、その全てを包み隠さずに、説明をしようとしたその時だ。
「きゃっ……きゃああああああ!!」
だが、説明は出来なかった。レイナの叫び声が辺りに響き渡ったからだ。その声は勿論外に響く。
その声量は、夜も深い現在の時刻
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