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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic8-B神は言っている。魔法少女になる運命だと〜The FooL〜
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「きゃぁあああああああああッ!「うわぁぁああああああああッ!」

お猿さんが樹から飛び降りた。当然脚を掴まれてる私たちも一緒に落ちることに。地面までの数秒。

「シューット!」

ディバインシューターを放って、足を掴んでるお猿さんを倒す。地面に叩き付けられる前に空中で飛行魔法のフライアーフィンを発動して落下停止、態勢を整えていたところに、すぐ後ろに何か現れたことを肌で感じた。すぐに新手だってことが判った。トンッと肩から重みが消える。ユーノ君が飛び上がったんだ。

「なのはは僕が護る!!」

背後から聞こえたユーノ君の叫び。声を掛ける前に、止める前に、私が魔法を使う前に、ユーノ君が魔法を使う前に、ゴッと嫌な音が耳に届いた。ようやく振り返ることが出来て、それと同時に胸に飛び込んできたユーノ君を抱き止めた瞬間、私もお猿さんに殴り飛ばされた。

†††Sideなのは⇒アリサ†††

今日一日なのはの様子が変だったから、脱衣場から飛び出していったなのはの後を追いかけた。その先で待っていたのが、いま目の前に繰り広げられてるただひたすら信じられない光景だった。

「アリサ。あれが、あの姿が、あなたが恥ずかしいって言ってた魔導師の姿だよ・・・」

「あなたの友達、高町なのはは、私とエオスの幼馴染のユーノ・スクライアの力を借りて魔導師になって、ああしてジュエルシードを集めてる」

セレネとエオスの声が遠い。魔法だとか今はもうどうでもいい。あたしの目は、学校の制服のような白いワンピースを着て、機械のような杖を手に、黒くて大きな猿のような怪物と戦っているなのはに釘づけだった。

「え、どういう、こと?・・・アリサちゃん・・・なに、これ・・・? え? ハムスターとリスが喋って・・・あれ? ねえ、アリサちゃん・・・?」

あたしだけじゃない。ここにはついさっきまで何も知らなかったすずかまで居る。すずかは半泣き状態で、「なのはちゃん・・・ユーノ君・・・」って口を手で押さえて全身を震わせてる。前情報を持ってるあたしですらショックなんだから、すずかの受けたショックはもっとひどいものだと思う。なのはは空を飛びながら猿の怪物と戦っていて、怪物のパンチを膜のようなもので防いだりしていて、かなり危なっかしい。

「すずか。よく聴いて。セレネ、エオス。説明をお願い」

セレネとエオスに頼んで、この世界のことをすずかに簡単に説明してもらった。次元世界。魔法。魔法使い――正式には魔導師。なんかすごい宝石ジュエルシード。ジュエルシードを集めるために、この世界にやって来た異世界の人間であるセレネとエオス。そしてあたしもたった今知ったけど、ユーノも2人と同じで元が人間の魔導師。しかも2人とは幼馴染で、家族としてつい最近まで一緒に暮らしてたって。

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