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Epic8-B神は言っている。魔法少女になる運命だと〜The FooL〜
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ちもジュエルシードを追って来たんだね」

口端から流れる血を前足で拭うアルフさんと、樹の枝の上に降り立ったフェイトちゃんの視線を受ける。でもすぐに私から林の中に移動していって、それに釣られて私もそっちへ振り向いた。その直後、≪マスター!≫っていう“レイジングハート”から警告。林の中からお猿さんが飛び出してきて、その大きな拳でのパンチを繰り出してきた。

(早い! ダメ、避けれない!)

≪Protection≫

ギリギリでプロテクションが張られたことで完全に防御、直撃はしなかった。けど、「きゃああああ!」その威力には逆らえずにプロテクションごと殴り飛ばされちゃった。背中から樹にぶつかって、「げほっげほっ!」苦しくてそのまま座り込む。苦しさと痛みで涙が出て、視界が滲んじゃう。
そんな中でもさっきのお猿さんが襲い掛かって来るのが見える。しかもその1匹だけじゃないのも判った。そしてフェイトちゃんとアルフさんは、別に現れた3匹のお猿さんを相手にして離れて行った。

「なのは!」

――サークルプロテクション――

ユーノ君が展開したのは半球状のバリアで、お猿さんの攻撃をちゃんと防いでくれてる。お礼を言おうと口を開いて・・・声を出すことが出来なかった。視界の端で信じたくないものが映ったから。首をゆっくり動かして林の中を――正確にはそこに佇む2匹のお猿さんの真っ赤に光る眼を見る。私と目が合ったことで、その2匹のお猿さんが一斉に襲いかかって来て、バリアを殴り始めた。

「ダメだっ、保たない!」

ユーノ君がそう叫んだ瞬間に私はユーノ君を肩に乗せて、飛び立つ準備。バリアが砕けたと同時に空に飛び上がって、砲撃魔法を撃つためのモードに変えた“レイジングハート”を、密集してる3匹のお猿さんに向ける。

「ディバイン・・・バスタァァァァーーーーーッッ!!」

すぐにディバインバスターを撃った。そのお猿さん達はディバインバスターの直撃を受けて、煙のように消えた。

「実体じゃなくて思念体!? なのは、本体を探さな――危ないっ!!」

≪Protection≫

倒したことで完全に油断してた。頭上から新しいお猿さんが降って来ていたことに気付かなかった。お猿さんはプロテクションに弾かれて林の中に落下。また“レイジングハート”に助けられた。ホッとするのも束の間、「ふえ!?」足を掴まれた感覚を得て、足元を見下ろす。

「ひっ・・・!」「この・・・!」

また別のお猿さんが樹のてっぺんから身を乗り出して私の右脚を掴んでいた。目が合うと、ニヤリって笑顔になった。恐い。ただそう思えてしまう、凶暴な笑み。でも恐がってばかりじゃいられない。“レイジングハート”の力を借りて、魔力スフィアを4基展開。ディバインシューターとして撃つ前に、

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