暁 〜小説投稿サイト〜
古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
使徒対シンキ 天使を討ち取る衝撃
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
スプレンダーの機首はくるりと回転して翼端と共に機体下部に折りたたまれてた。コアスプレンダーの軸戦場に並んだユニットはコアスプレンダーから放たれたビーコンに誘導されて接近する。シンキはスロットを絞って速度を落とし、変形したコアスプレンダーと接合(ドッキング)した。いやまるで元々機体の一部だったように接合した、今度はスロットを開けて加速して前方のユニットと接合する。すると後方のユニットはスライドして両足となり、前方のユニットは四本角が生えている頭部が現れた。そして機体の後方から『シルエットフライヤー』呼ばれる無人機が運んで来たユニットが分離(パージ)されてそれが背部に接合する。
シンキが操る機体は唯の戦闘機ではなく、元々一機の人型戦闘兵器のパーツの一つだったのだ。合体した途端に鉄塊色だった機体が鮮やかに色付されていく。下半身と腕部は白く、肩は胸部は赤い色へと変化した。
そしてその機体はバーニアを噴射して使徒の前へと降り立った

「な、なんのよあれ!!!?」

ミサトは驚きの声を上げた。いきなり3機の飛行物体が合体して一機の人型へと変化した事に驚いていた。ミサトは先程まで抱いていた絶対に勝てないという気持ちが揺らぎ始めていた。そしてリツコはその機体を好奇心が掻き立てられたのか、目を輝かせてモニターを見つめた。その機体は背中に背負っていた刃渡りが数十メートルもあるレーザー対艦刀を柄の部分で合体させて頭上で振り回して、構える

「・・・。行くぞ、サキエル」

シンキはそう呟くと、機体を前進させた。その速度は速く、使徒の動きを遥かに上回っていた。使徒は漸く身体を起こし終わり、近づいてくる機体に驚きもせずに反撃をする素振りも見せなかった。シンキはそのまま巨大な対艦刀を振り被って使徒に振り下ろした。だが使徒に当たろうとした時にオレンジ色をした六角形の形をしバリアの様な物で遮られた

「ATフィールドか、でもね」

シンキは攻撃が防がれたというのに、笑ってそのまま対艦刀を押し込むように振り下ろした。するとATフィールドは音を立てて崩壊し、使徒の右肩を切り裂いた

「え、ATフィールドを突破した!!?リツコどうなってるのよ!!?」
「解らないわよ!!むしろこっちが教えて欲しいぐらいだわ!!」

ミサトは目の前でエヴァでなければ突破出来ないとされるATフィールドが突破された事に驚きと怒りの感情が湧きあがって、リツコに怒鳴る様に聞くが当然リツコに解り筈も無い。リツコでさえどうしてATフィールドを突破出来るのか知りたいぐらいだった

「ふっ!!」

シンキは使徒が残った左腕をこちらに向けたのを見て、シールドを構えた。シンキの予想通り、使徒はパイルを放ってシンキの機体『インパルス』を攻撃するが、パイルはシールドに防がれて無意味と化した。シン
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ