暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeT:
Te Ratio Ducat,Non Fortuna
Epic1-Aたとえ再び君たちに逢えるのだとしても〜Wheel of FortunE〜
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主だった戦争の道具である質量兵器の使用が全面的に禁止され、数多くの世界を有する次元世界の年号が新暦に替わってから65年。それと同じくして次元世界に秩序をもたらし管理するための組織、時空管理局が設立されてからも65年。
質量兵器に取って代わったのは、大気中に存在する魔力素を特定の技法で操作し、作用を発生させる技法、名を魔法。その魔法を使う者を魔導師と呼び、管理局はその力で次元世界に平和をもたらそうと奮闘している。

そんな次元世界の内の1つ、ここは第28管理世界と呼ばれる世界、名をフォスカム。管理世界とは、魔法を知り、次元空間を渡り異世界間を移動できる術を持つ世界を、管理局がそう決めたものだ。ちなみに管理外世界というのも存在する。魔法を知らず、異世界へと渡る術を持たない世界に当てられる名称。
フォスカムの辺境地区にてスクライア一族という、管理局や公的組織から依頼されての遺跡発掘を生業としている者たちが地底に広がる遺跡を探索していた。

†††Side????†††

僕たちスクライア一族がフォスカムで発見された地底の遺の跡発掘を始めて早4日。今回の発掘の現場指揮を任された以上、何かしらの成果を残したい。ポケットの中から以前の遺跡発掘で見つけた、紅珠の形をしている、魔法の発動を補助してくれる(デバイス)――“レイジングハート”を取り出す。いつどこで、何の目的で作られたのか判らないけど、デバイスとしての性能はかなり高いと思う。

(でも、僕の魔法の力だと使いこなせないからな〜)

魔導師としてのレベルがそんなに高くない自分の不甲斐無さに少し落ち込みながら、手の平の上に乗る“レイジングハート”を眺める。“レイジングハート”っていう名前もこのデバイスから聴いたものだけど、出生に関してはデータに残っていないらしいし。相応しいマスターが見つかればいいな。その方が“レイジングハート”も嬉しいと思うし。

「ユーノっ♪」

「私たちも手伝うよ♪」

「うわぁっ!?・・・って、セレネっ、エオスっ!?」

いきなり背後から飛びついてきたのは、僕より1つ年上の双子の姉妹、セレネとエオス。2人の急な抱きつきにとっても驚いた僕は「ビックリしたじゃないか!」って怒鳴る。どうしてこう悪戯好きなんだろう。

「2人とも。自分たちの担当するエリアの発掘はどうしたの?」

セレネとエオスも僕と同じスクライアの人間だ。スクライアは流浪の一族だから実の家族と一緒に居るという事は少ない。僕だって両親と一緒じゃない。物心がつく前にはもう死別している。セレネとエオスは、僕が昔からお世話になってる族内の一群の長ペリオさんの娘で、この一群で唯一実の家族と一緒に居る子供だ。家族のやり取りを見て寂しくないと言えば嘘になるけど、血の繋がった親じゃなくとも絆の繋がっ
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