暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeT:
Te Ratio Ducat,Non Fortuna
Epic1-Aたとえ再び君たちに逢えるのだとしても〜Wheel of FortunE〜
[2/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た家族がいるから大丈夫だ。

「「そんなのとっくの昔に終わったってば」」

2人は双子だからか同じことを同じタイミングで言ってくる。ちょっとした口ゲンカになった時ほど面倒な時はないかな。セレネが「ほら」って、バリアジャケットのポケットの中から何かを取り出した。手の平サイズのソレは「綺麗でしょ〜♪」確かにセレネの言う通り綺麗な鉱物だった。なんだろ? 水晶だと思うけど。

「ねえねえ、ユーノ。これ見てみて♪」

「へ? Nooooooooooooooooooooooooooooo!! 」

エオスが肩から提げてたカバンの中から取り出したのは人の頭蓋骨だった。叫んじゃうのも仕方ないって。尻餅をついた僕を見た2人はゲラゲラ大笑い。恥ずかしさと怒りで顔が熱くなるのが判る。そんな2人を怒鳴ろうとしたところで、

「ぷくく。ユーノ、ユーノ。ちゃんと見てってば♪」

「ぷくく。コレ、本物じゃないからさ♪」

そう言われて、頭蓋骨をよく見て触れてみる。材質は判らないけど、確かに本物じゃない。人工的に作られた頭蓋骨だ。いま僕たちが発掘している遺跡は、旧暦に滅んだ文明の祭儀場だったみたいだから、この頭蓋骨は何かの儀式に使われていたのかも。考古学者を目指す僕としては気になるところ。じっくりと調べたい。でも、「痛っ?」耳を両側から引っ張られた。

「「ほら、調べるのは後にして奥に行くよ〜」」

「判ったから耳を引っ張らないでよセレネ、エオス・・・!」

とりあえず僕たちは遺跡の奥に向かうことにした。トラップの類もなくて、まぁ、多少は道に迷ったりしたけど、どうにか到着。そこは何もない空間だったけど、「ここから先に行けるよ」2人が指差す場所には小さな穴が開いていた。
四つん這いになって覗き込んで見ると、「あ・・・!」壁の向こうにもう一部屋が在るのが確認できた。こういう人の大きさで動き回れない遺跡内部などをスムーズに探索するために、スクライアの魔導師は小動物への変身魔法を習得してる。
今回も例に漏れずに僕たちは小動物姿に変身する。僕はフェレット、セレネはハムスター、エオスはリスに。

「それじゃあセレネ、エオス。この隠し部屋の発掘作業に移ろう」

「「りょーかーい♪」」

元の姿に戻ってぐるりと室内を見回す。隠されていた広さのある五角形の部屋の床は石畳だけど、ほとんどが捲れ上がって土を覗かせてる。壁には火の点いていない燭台がズラッと設置されていて、奥には大きな鏡が1枚置かれた祭壇。
部屋の角には3mくらいの怪しい戦士の石像が5体。直感が告げてくる。絶対にトラップだ。遺跡発掘の先輩の2人だって気づいてるはずだけど「お〜宝のた〜めにここ掘れランラン♪」歌いながら発掘してる。気を付けるように注意しようとしたところで、ズズンと石像が動き
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ