暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR1
0144話
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40mを越えるトリニティゲインが鎮座していた。

「エキドナ、リンク装置の交換は任せても構わないな?」

 俺の言葉に微かに眉を顰めたエキドナが口を開く。

「はい、手順は全て分かっています。それよりも隊長。ここには他に人目がないのですからエキドナではなくW16と呼んで構いません」
「……いや、これからはお前の事をW16ではなくエキドナと呼称する事にする。以前言った事があったな? お前もラミア・ラヴレスのように変化してきていると。その変化を促進させる為だ」
「私はW17と違い壊れてはおりませんが……隊長がそう仰るのでしたら」

 不承不承だろうがエキドナは頷き、エキドナ・イーサッキの名で呼ぶ事を了承した。

「では早速装置の交換を始めます。10分程度ですのでお待ち下さい」





「装置の交換を完了しました。これですぐにでもホワイトスターに戻れます」
「そうか、なら一度戻るとするか。……エキドナはどうする?」
「私も隊長と一緒に戻りたいと思っていますが、構わないでしょうか?」
「それは別に構わない。なら一緒に……」

 そこまで口に出してふと気が付く。リンク装置を使ってホワイトスターに戻る。それはいい。だが、その場合はコードギアスの世界にまた来る事が出来るのか?

「……エキドナ。トリニティゲインのアギュイエウスでホワイトスターに戻った場合、またこちらの世界に来る事は可能なのか?」
「いえ。リンク装置はトリニティゲインに積んでありますのでもう2度とこの世界へ来る事は出来ないと思います」
「それはちょっとまずいな。どうにかならないか?」

 俺の言葉に頷いたエキドナはバックから拳大の装置を取り出す。

「一応レモン様から、隊長がそのような事を言った場合に備えてこれを預かってきています」
「それは?」
「レモン様からはマーカーのような物だと聞いています。リンク装置と違い、転移能力等は一切ありません。あくまでもこの世界に対する目印のようなものだと」
「ふむ。つまりそのマーカーをこの世界に設置しておけば、ホワイトスターのリュケイオスでこの世界に来る事が可能と言う事か?」
「はい。ただしシステムの関係上アギュイエウスで直接このマーカーに転移する事は出来ません。リュケイオスを通してしか転移は不可能だと仰っておりました」

 なるほど。便利なのか不便なのか微妙な所だが、この世界にまた来る事が可能だというのなら俺に文句はない。

「ならそのマーカーを設置してくれ」
「了解しました」

 俺の命令に頷いたエキドナは、トリニティゲインが立っている空間の隅へとその装置を置き、その辺に落ちている枯れ木や草でカモフラージュをする。

「完了しました」
「……それで準備完了なのか?」
「はい。
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