暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR1
0144話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
方を見ると、そこには微妙に不機嫌そうな様子のコーネリアの姿があった。

「あー……こいつはエキドナ・イーサッキ。傭兵時代に一緒の部隊にいた奴で、主に俺の副官役をしていた。エキドナ、こっちはコーネリア・リ・ブリタニア。俺の今の雇い主でブリタニアの皇族だ」
「……なるほど。挨拶が遅れました。私はアクセル隊長からも紹介があったようにエキドナ・イーサッキと申します」

 エキドナはどうやら俺の話で大体の設定を理解したらしく、上手く合わせてくれたようだ。

「ふむ、そうか。よろしく頼む」

 軽く頷くコーネリア。

「隊長。色々とご報告したい事があるのですが、構わないでしょうか?」

 報告か。もちろんシステムXNやホワイトスターに関する事だろう。

「分かった。コーネリア、すまないが……そうだな、今日と明日の2日程休みを貰っても構わないか?」
「む。今日だけではなく明日もか?」
「ああ。色々と打ち合わせもあるし、お互いに報告する事もあるんでな」
「……その女とどこかに泊まりにでも……いや、何でもない。そうだな、分かった。アクセルを雇ってからずっと休日もなかったからな。それで構わん」

 よし。学園祭で特区日本の構想を発表してから、実際に虐殺が起きるまでには一ヶ月近い時間があった筈だ。と言うか、特区日本の発表の為の会場を作るのに最低そのくらいの時間は必要だろう。エキドナと話をして上手くいけばホワイトスターに戻り、明日の夜にでもこちらへと戻ってきてから実際の工作を開始すれば十分間に合う筈。

「隊長、どこで報告を?」
「そうだな。誰かに聞かれてもなんだしその辺の公園でいいだろう」
「了解しました」

 そうして俺とエキドナは政庁の近くにある公園へと移動する。この公園自体が政庁で仕事をしている職員が昼や休憩時間の気分転換用に作られた場所だ。つまりAM10時である今現在は誰もいないか、いてもほんの数人。誰にも聞かれたくない話をするのには向いている。

「さて、そうだな。まずは何から聞いたものか」

 公園の隅にあった自販機から紅茶を2本買い、片方をエキドナへと放り投げて口を開く。

「そうですね。ではまず私がここに来た経緯から。隊長をリュケイオスで送ったのはいいのですが、すぐに戻って来る筈が連絡が一切ありませんでした。その為に何か不測の事態が起きたのだろうとレモン様が判断され、私が送り込まれた訳です」
「不測の事態と言うか……アギュイエウスのリンク装置が正常動作していなくてな」
「やはりそうでしたか」

 俺の言葉に頷くエキドナ。正常動作しなくて当然といった顔をしている。

「何か心当たりがあるのか?」
「はい。隊長が転移した数日後にリンク装置の出力関係で問題が発生していた事が判明しました。リンク
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ