コードギアスR1
0135話
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「あの後方にある部隊はなんですか?」
G-1ベースからかなり後方に1つの部隊のマーカーが表示されている。
その質問に答えたのは幕僚達の1人だった。
「イレブンのパイロットを有する友軍です」
「え? ランスロットですか?」
「KMFをナンバーズが動かすなど本来なら許されざる事なのですが。かの部隊は第二皇子様の肝入りでして。我々の人事権は及ばぬのです。しかし、出来るだけ実戦の機会を与えて欲しいとの事で……」
ユーフェミアの質問に答えたのとは違う幕僚が俺の方へと視線を向けながらそう口を開く。KMFではないにしても、ブリタニア人ではない俺が独自の兵器ランドリオンを使っているのが気に食わないらしいが、コーネリアの直属である為に直接口に出して嫌味は言えないらしい。
微妙な雰囲気になったブリッジだったが、そのまま時間は流れて作戦開始時刻になる。
「総督、時間です」
グロースターに乗っているダールトンがコーネリアへと通信を入れる。
「よし。作戦開始!」
コーネリアのその声と同時に、G-1ベースから多数のKMFが出撃する。同時にナリタ連山を囲むようにして待機していた機体達も行動を開始。また、KMFを空輸する為のKMFVTOL T4も数十機がナリタ連山の上空を飛行しつつサザーランドを地上へと降下させる。
この作戦に投入されたKMFの数は優に100機を超える。
そんな様子をみながら、ユーフェミアが幕僚達から作戦を説明されていた。
「敵の本拠地は山中にある筈ですが、正確なポイントは掴めていません。しかし協力メンバーのリストを手に入れる為にも空爆で本拠地ごと潰す訳にもいきません。……潰すだけなら大規模な空爆で容易なのですが」
「敵は我が軍の包囲網に対して部分突破を狙うでしょうが、そうなればこちらの思い通りとなりそこから本拠地の推測が可能です」
「我が軍の正面戦力は3つ。ダールトン将軍、アレックス将軍、そしてコーネリア総督が率いる部隊です」
指揮棒でモニタを右翼・中央・左翼の順に指していく。
「側面戦力としては……」
幕僚の1人がそう声を続けた時、突然モニタの表示に乱れが生じた。日本解放戦線がECMを展開したのだろう。
それを皮切りに全ての部隊が戦闘へと突入。原作通りに日本解放戦線は山を要塞化していたのか、山肌から無頼――グラスゴーをコピーした機体――が出撃してブリタニア軍と戦闘になるが、殆ど一方的に撃破されていく。これは日本解放戦線のパイロットの技量不足もあるのだろうが、それ以上にブリタニア軍……それも、コーネリアが率いる部隊が精鋭である為だろう。
「さすがブリタニアの魔女、だな」
思わず呟く。ブリタニアの魔女。それはコーネリアの勇猛さ、KMFの操縦技術、
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