コードギアスR1
0135話
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体はテスト機だというのを忘れないでくれよ。妙な改造をしたら、それこそコーネリアにクレームをつける事になるというのをくれぐれも忘れないようにな」
「はいっ! ロイドさんからは目を離しませんので安心して下さい!」
セシルの言葉を聞き、取りあえずロイドの管理はセシルに任せても大丈夫だろうと判断した。ロイドが何か余計な事をしようとしても、セシルがその鉄拳で止めてくれるだろう。
特派へとランドリオンを預けてから数日後、俺はG-1ベースのブリッジにいた。
現在G-1ベースは日本解放戦線の本拠地であるナリタ連山を進んでいる。
「この地域に日本解放戦線の本拠地があるのは確実でしょう。既に4個大隊を7つに分け、伏せてあります。後は総督の合図を待って包囲網を狭め……一気に殲滅します」
ブリッジでナリタ連山の戦域図をモニタに表示し、ダールトンがそう告げる。
それに声を上げたのはユーフェミアだった。
「包囲網の外から敵が現れる事はないのでしょうか?」
原作と同じくユーフェミアもこの作戦に参加している。コーネリアも困った顔をしながら口を開く。
「ゼロか?」
「ご安心を。作戦開始と同時に周辺道路、及び山道を封鎖します」
「友軍もある。下手に姿を現せばその時がゼロの最後となるだろう」
コーネリアのゼロという言葉にブリッジが一瞬ざわめくが、すぐにダールトンがそれを否定してみせる。そしてコーネリアの言葉で作戦会議は終了し、その後は皆が作戦の準備へと取りかかった。
「アクセル、このG-1ベースの守りに関しては頼んだぞ。先程ユフィにも言ったが、ゼロが現れる可能性は限りなく少ない。だが、奴がこのG-1ベースを狙ってくる可能性は捨てきれない」
「ああ。そっちも気をつけてな」
そう、ゼロが……黒の騎士団が狙うのはこのG-1ベースではなく己の母マリアンヌが死んだ原因を知っていると思われるコーネリアなのだ。
……もっとも、コーネリア自身それは知らないので意味は無いのだが。
「ふっ、こちらの心配はいらん。ギルフォードにダールトン。そしてアレックスもいるのだからな」
アレックス……殆ど話をした事はないが、将軍を務めているだけあってそれなりに出来る軍人らしい。ただ、典型的なブリタニア人気質の人物で、ぽっと出の俺がコーネリアと近い位置にいるのが不愉快らしく、たまに俺の方を敵意を込めて睨んでいる。
個人的な印象を言うなら劣化版オレンジといった所だろうか。
「では、私も出撃する。後を頼んだ」
そう言ってブリッジを出て行くコーネリアの後ろ姿を見送り、この場に残るのは俺とユーフェミア、そして数人の幕僚達にオペレーターのみとなった。
そんな中、モニタを見ていたユーフェミアが口を開く
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