暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR1
0131話
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そ、そろそろ会議の時間だろう」

 ルシィの方を見ると、彼女も頷き口を開く。

「彼の事は私に任せてユーフェミア様は会議室へ」
「そうですか? 残念。もう少しお姉様の事をアクセルさんに聞きたかったのに」
「この会議が終わったらいつでも話せます。会議が始まる時間が近づいていますので」
「はーい。じゃあ、また後でお話ししましょうね」

 ユーフェミアは俺にそう声を掛けると、護衛の待機室から出て隣の会議室へと向かった。この部屋には俺達の他にも複数の人間がいる。殆どがスーツを着ていかにもVIPのSPですと言わんばかりの格好だ。会議に参加している者達の護衛だろう。

「で、俺達は会議が終わるまでここで待機していればいいのか?」
「ええ。見回り等も必要なのだけど、そっちは他のメンバーがやってくれるわ。だから私とアクセルはユーフェミア様の会議が終わるまではここで……」
「……待て」

 ピリピリとした空気を感じる。これは戦場の空気か? となると……

「アクセル?」
「冗談が冗談じゃなくなったようだな」
「何を……っ!?」

 一瞬俺が何を言っているのか分からなかったルシィだが、次の瞬間にはホテルの前で俺が口にした言葉を思い出したのだろう。会議室の方へと足を踏み出す。だが……

 パァンッ

 一歩遅かったらしく、会議室から銃声と思しき音が鳴り響いた。

「ユーフェ」
「ルシィっ!」

 咄嗟にルシィの口を手で塞ぐ。ユーフェミアは原作通りにあくまでもこの会議には立ち会っているだけだ。草壁中佐も参加者一覧に名前のないユーフェミアの事は認識していないだろう。

「……」

 無言でこちらを見ているルシィに、もう大丈夫だと判断しその手を離す。

「すみません、助かりました」
「ああ、それより……おでましだ」

 俺が口を開くのと、部屋に銃で武装した男達が入ってくるのは殆ど同時だった。

「我々は日本解放戦線の者だ。悪いが会議に参加している者やお前達には我々の人質となってもらう。会議室にいる者達は既に捕らえてあるので、抵抗はしないでもらいたい」

 護る対象を人質に取られてはさすがにどうする事も出来ない。人質に被害が出ても構わないのなら日本解放戦線を壊滅するのは容易いが、それではユーフェミアにも危害が加えられてしまい護衛の意味が無くなる。
 中佐というだけはあり、それなりにやるのは間違い無いらしい。
 結局護衛は会議室にいたメンバー共々倉庫のような場所へと閉じ込められた。もちろん武装や携帯電話等は日本解放戦線に没収されている。俺もギルフォードから借りたこの世界特有のリニアガンを奪われた。
 幸運だったのは俺もルシィもユーフェミアと同じ部屋に閉じ込められた事だろう。おかげでいざという時は護り
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