暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0117話
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はラウルの予想を超えていたのだろう。ファントムのレーザーブレードがフェアリーを駆逐していく。

「どんなシステムで誘導を操作しているのかは知らないが、この種の兵器でファントムに勝てると思うなっ! モード・イージス解除。グレイプニルの糸、起動!」
「何っ!」

 今まで必死になってソニック・ジャベリンを打ち込んでもびくともしなかったアダマン・ハルパーがその姿を解除し、唐突にグロウセイヴァーの姿を見せた事にブリットは驚愕の表情を浮かべる。それを確認するまでもなく、グレイプニルの糸を起動。グルンガストと同じく絡め取る。

「これで2機!」

 俺の念動力で作られたグレイプニルの糸からはそうそう簡単に脱出する事はできない。少なくても、この戦闘中にグルンガストと虎龍王が復活する事はないと思ってもいいだろう。

「ブリット君!」
「くそっ、解けない!」

 龍王機に乗っているのだろうクスハの声が響くが、返ってくるのはブリットの焦りに満ちた声のみだ。

「はあああああああああああぁぁぁぁぁぁっっっっ!」
「アクセル大尉、覚悟して下さい!」

 その声と同時に、ミラージュ・ソードを展開したアンジュルグとブレード・トンファーを構えたアルブレードがこちらへと突撃してくる。
 その背後には2機を援護しようとしているのだろう。R-3パワードとエクサランス・コスモドライバーがそれぞれストライク・シールドと2丁拳銃、ハイコートマグナムを構えているのが見える。

「だが、甘い!」

 その2機以外、つまり先程俺を吹き飛ばしたヒュッケバインMk-Vボクサーの姿が見えない事に気が付き、念の結界でその位置を探る。やはりな、グロウセイヴァーの下方に反応がある。現状の俺を囲んでいる機体の中でも最大の攻撃力を誇るヒュッケバインMk-Vボクサーだ。その攻撃を確実に当てる為に他の4機が囮として行動し、その隙を突くつもりなのだろう。
 こちらとしても、そうそう同じ手を食らう訳にもいかない。
 振り下ろされたブレード・トンファーを大鎌状態に戻したアダマン・ハルパーで弾き、突き出されたミラージュ・ソードを回避する。その2機の攻撃を踊るように回避しながら、ランツェ・カノーネを2門展開。こちらへと撃ち出されたストライク・シールドへとビーム弾を連続して撃ち込み破壊する。そしてその隙を突いて撃ち込まれようとしているハイコートマグナムはアンジュルグの巨体を盾として使う事でトリガーすら引かせない。
 そんな状態がどのくらい続いただろうか。10秒? いや、30秒は確実に経っているだろう。だが一向に自分達の攻撃が当たらず、最大の攻撃力を持つヒュッケバインMk-Vボクサーはこちらの隙を突く為に身動きが出来ない。ある種停滞とも言えるその状態に一番最初に焦れたのは、当然と言うべ
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