スーパーロボット大戦OGs
0117話
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「くそっ、どんな危機察知能力してやがるんだ」
イルムが悔しげに言い捨てるのと、つい先程までグロウセイヴァーがいた場所を右斜め後ろからG・レールガンの弾丸が。そして左斜め後ろからはエネルギーの矢が貫いていく。
「ちぃっ、オウカとラミアかっ!?」
攻撃をグルンガストの下方面へと移動する事で回避し、これ以上の追撃を受けないようそのままグルンガストの背後を取り、2機に対する盾とする。
「グレイプニルの糸、起動!」
T-LINKシステムを通して、グレイプニルの糸を起動。そのままグルンガストを雁字搦めに固めて身動き出来ないようにしながらアンジュルグの方へと吹き飛ばす!
「ガイスト・ナックル!」
だが、グルンガストを吹き飛ばしたので安堵したのも束の間、その隙を突くようにしてリョウトのヒュッケバインMk-Vボクサーがその巨大な拳を振り上げてこちらを狙っている!
「念動フィールド、全開!」
咄嗟にT-LINKシステムに念動力を通して念動フィールドを最大出力で展開するが、振り上げられて念動力を纏ったボクサーの拳を防ぐ事は数秒が限界だった。
「があああああっっっ!」
念動フィールドを破られ、そのままの勢いで吹き飛ばされる。クロノスのブースターを噴射して態勢を立て直そうとするが、なかなか勢いを殺す事も出来ない。
そして当然そんな隙を敵が見逃す筈もなく……
「伸びろ、ソニック・ジャベリン!」
ブリットのその声を聞いた時、これまでにない危険信号が頭の中で鳴らされる。
このまま攻撃を受けるのは危険だが、錐揉み状態で吹き飛んでいるこの状態では、精神コマンドの加速を使ってもどこに移動するか分からない。となると今必要なのは回避する事ではなく、防御する事。すなわち敵の攻撃を防ぐ盾。だがグロウセイヴァーには盾が装備されていない。しかしその代わりになる物はある。……出来るか? いや、やるしかない。
「アダマン・ハルパー、モード・イージス!」
そう叫んだ瞬間、アダマン・ハルパーが大鎌の状態から巨大な盾へとその姿を変える。同時に、激しい衝撃がグロウセイヴァーを揺らす。虎龍王がソニック・ジャベリンで盾を突破しようと打ち付けているのだろう。
だが安堵する暇はない。現在進行中で敵に狙われているのだから。
その予測は正しく、盾を迂回するようにして8機のフェアリーがこちらへと姿を見せる。
「アクセルさん……食らえっ!」
ラウルのその叫び声と共に、フェアリーがその牙を剥き出しにする。だが!!
「ファントムっ!」
T-LINKシステムを通して、俺の意志に従ったファントムがレーザーブレードを展開してフェアリーへと向かい突撃する。
「馬鹿なっ!」
その反応速度
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