スーパーロボット大戦OGs
0117話
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きか戦闘経験が一番少ないラウルだった。
だがそれも当然だろう。エクサランス・コスモドライバー最大の武器であるフェアリーはファントムに全機撃墜され、俺に隙を作る為にハイコートマグナムで援護しようにもアンジュルグが盾として使われている為に迂闊に撃つ事が出来ない。この極限状態の緊張に、戦闘経験の少ないラウルが耐えるというのは元々無理があったのだ。
「攻撃は最大の防御だ!」
エクサランス・コスモドライバーの両肘に内蔵されていた高周波ソードを展開し、グロウセイヴァーへと斬りかかってくる。
「馬鹿、来るな!」
「その隙を待ってた、加速!」
アンジュルグがほんの一瞬だったが、グロウセイヴァーより上へと移動して高周波ソードを振り下ろしてくるエクサランス・コスモドライバーへと顔を向ける。その一瞬の隙を突き、精神コマンドの加速を使用してアンジュルグの下方へと回り込み、その足を掴む。
「しまっ」
ほんの一瞬とは言え、グロウセイヴァーから目を離した事を悔やむ声を上げたラミアを無視し、アンジュルグの足を掴んだまま時流エンジンとプラズマジェネレーターの出力を存分に使い、グロウセイヴァーの2倍はあろうかというアンジュルグを振り回し、そのままこちらへと高周波ソードを振り下ろしてきたエクサランス・コスモドライバーへと投げつける。
「うわぁっ!」
驚きの悲鳴を上げながらも、何とか高周波ソードの一撃をアンジュルグに命中させないで外す事に成功するラウル。だが、その結果としてアンジュルグとエクサランス・コスモドライバーは正面からまともに衝突した。
「ここだ、グレイプニルの糸、起動!」
正面から衝突し、その結果に周囲の機体も呆然としたその一瞬。その隙を突きそのまま2機へと近づき、グレイプニルの糸を起動。2機纏めて絡め取る。
「そこで戦いが終わるまでしばらく大人しくしていて貰うぞ」
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