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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十二話 仮面の裏
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               第百四十二話 仮面の裏
ロンド=ベルとの小競り合いがあったティターンズは一時下がり補給を受けていた。その時何か多量のミサイルを艦艇に搭載していた。
「全て搭載したか」
「はい」
ブルーコスモスの者の一人がジブリールに答える。
「抜かりはありません」
「そうか。では問題はない」
彼はそれを聞いて頷く。
「では明日出撃だ」
「明日ですか」
「そうだ、目標はプラント」
彼は言う。
「この核でプラントを消し去る。いいな」
「はっ」
皆それに頷く。そしてそれぞれの配置についていく。
その中にはあの三人もいた。だが彼等は待機室でそれぞれ本を読んだりゲームをしたり音楽を聴いているだけであった。
「あんた達普段は暴れないのね」
それを見たフレイが彼等に言う。
「大人しいっていうか」
「ああ、あれか」
オルガが本を一旦閉じてそれに応える。
「いつも戦いの前には薬飲んでるからな」
「薬?」
「ああ、そのせいでな。俺達は力を発揮できるんだ」
「そういうこと」
クロトはゲームを終えたところで述べてきた。
「ただあれが切れると凄く苦しいんだけれどね」
「やばいな」
シャニも言う。彼はアイマスクまでして音楽を聴いている。流れてくるのはデスメタルであった。
「やばいって」
「あ、薬切れるとすんげえ辛いんだよ」
オルガはそうフレイに語る。
「やばい位な」
「それって」
フレイはそれを聞いてかなり危険なものを感じていた。
「麻薬じゃないの?」
「そうなの?」
しかしクロトの言葉に危機感はない。
「はじめて知ったよ」
「そうなんだ」
シャニの言葉はさらにそうであった。
「まあどうでもいいや」
「どうでもよくないわよ」
フレイはそれに突っ込みを入れる。
「やばいわよ、そのまま飲んでいたら」
「大丈夫だ」
しかし三人はそれを聞かない。
「俺達は強化されてるからな」
「そういうこと」
「薬だってな」
そうフレイに返す。
「あのね」
「アルスター少尉」
ここでナタルが来た。
「艦長」
「ちょっとこっちへ来てくれ」
「けれど私は三人に話が」
「だからだ」
ナタルは言う。
「こっちで話す」
「はあ」
そのまま三人がいる待機室から出された。そして廊下の隅で話された。
「あの三人は特別だ」
「特別って?」
「言うならば兵器なのだ」
ナタルは言う。
「彼等の名前は本名ではない。仮の名前なのだ」
「そうだったんですか」
フレイもそれは知らなかった。
「死刑囚を強化してパイロットにしている。だから物品番号もついている」
軍におけるものである。軍の物品の管理調達に番号をつけて識別し易くしているのだ。だから三人は兵器扱いというわけである。
「物品番
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